おはようございます。
西尾で読書会。の宮子京(みやこ けい)です。
今日の愛知県西尾市は少し前まで雨でした。
ちょっと前に購入した、大好きなミルク飴を頬張りながら記事を書き進めております。
少しお時間の余裕がある方は方は私の話に5分だけお付き合い頂ければ幸いです。
さて、公式ブログの更新は実に二ヶ月ぶりです。
このブログを更新することが私の楽しみの一つでもあるので、非常に嬉しい今日この頃です。
このところは、二度目のコロナワクチンの副反応で近年稀に見る高熱がでたり、
日常生活の方で疲れ果てて、主宰としての活動があまり前に進みませんでした。
そんな自分自身を認められなくて、
おっと…、これ以上書くと愚痴まみれの記事になってしまうのでここから話を切り替えます。
話を切り替えて、今回の記事では、
借金玉『発達障害の僕が「食える人」に変わったすごい仕事術』についてご紹介します。
ペンネームからして強烈なインパクトがある借金玉さん。
インターネットニュースの記事などでもちょくちょく名前を見かけており、名前は結構前から存じ上げておりました。
今週一週間かけて、この一冊をじっくりと読みました。
本の奥付を見たところ、借金玉さんが1985年生まれの方だということを知り、私ととても歳が近い方だなと思って興味が湧きました。
題名がものすごく印象的だったということもありますが、発達障害とともに生きていく上では、気を付けるべきことがたくさんあるということを再確認しました。
例えば、人間関係の距離感。私は、これまで生きてきた中で人間関係の距離感を読み間違うことがしばしばあり、結構痛い目にあってきたりしました。
また、強いこだわりによって、未だかつてないほどの大きなチャンスをいくつか逃したということがあります。
本格的な治療を受けさせていただいて随分状態が良くなり、今このように文章を書けるほどまでに復活しました。
借金玉さんの本を読んでいて、
「あ、この考え方すごく分かりやすい!」
自分が今まで生きてきたなかで、何が何だかわからなかったモヤモヤが、同じ当事者の目線から解き明かされていく快感。
私の頭の片隅にもあって、でも言葉によって表現されることがなかった「何か」が文字としてこの本の中には存在します。
自分が悩んでいたことが、ある意味では「ちっぽけ」に感じられるような強いメッセージ性のある本でした。
私としては、日々仕事や生活をしているなかで、
「どうしてもこの部分がうまくできない…」
さらに、鬱モードが入ってくると、
「生きていくのに疲れた」
といったネガティブ感情MAXな状態にまで到達することがあります。
最近も仕事と生活上でミスを連発し、落ちこんでおりました。
この本を読んでみて分かったことは、日頃の人間関係の大切さです。
自分を大切にするからこそ、周りの人も大切にできる。
この点に関しては、発達障害の有無に関わらず万人に共通な話だと思います。
したがって、この本は、自分を労る方法の本としても読むことができます。
私自身、こういった当事者の手による本が世の中に行き渡ることで、
発達障害の有る無しに関係なく、精神的に豊かな世界が実現されるような気がします。
あくまでも私の肌感覚ですが、依然として猛威を振るうコロナ禍によって、社会全体の構造に軋む音が発生し始めているように感じます。
社会の構造が軋む音が聞こえてき始めたら、それは世の中が余裕を無くしているということです。
そのような世の中とうまく折り合いをつけて発達障害のある人とない人がお互い気持ちよく生活していけるようになることを祈って、今回の記事でこの本をご紹介いたしました。
それでは、また次回!