おはようございます。

 

西尾で読書会。の宮子京(みやこ けい)です。

 

コロナ禍の第四波により、再び緊急事態宣言が発令されましたね。

 

さて、今回の記事では、就職活動について、笑い話抜きの真剣なお話をさせていただこうと思います。

 

現状では、就職活動の方式がコロナ禍により大きく変わりつつあります。

 

 

そこで、今回の記事では、

 

窪貴志、高橋亜希子、山本愛子『発達障害の人のための就活ハック』翔泳社、2021

 

をご紹介します。

 

現在、西尾で読書会。の主宰者をさせていただいております私は、実は学生時代に就職活動で大失敗をしました。

 

日程管理が上手くできない状態で、大学卒業に必要な単位を取りながら就職活動を行なっていて、

 

体調的にも精神的にもかなり消耗しました。

 

学校の単位取得と並行しての日程管理と体調管理がなかなかうまくできずに、

 

ヌケやモレの多い非常に杜撰な形の就職活動でした。

 

そのため、書類選考段階で全て落ちてしまいました(苦笑)

 

当時、メンタル弱々人間だった私はあっという間に精神的に病みました。

 

治療や支援を受けられるようになった今となっては、懐かしい失敗談です。

 

現状のコロナ禍では、ご家族全体での収入が一時的に減ったり、仕事そのものが減ったり、

 

あらゆる不安感が世の中にあります。

 

現状で、毎日の新聞を読んでいて、現在の就活戦線を戦っている大学生の方々の

 

心にかかっているプレッシャーは相当なものだと思っています。

 

本当に、大変な時代に就職活動をされていることを考えると、

 

私もできる限り今頑張れることを頑張ろうという気持ちになります。

 

特に、特性上、日程管理や体調面で少なからず不安要素が多い発達障害のある学生さんにとっては、

 

就職活動をより安定した状態で行うことが非常に大切になっていくと思います。

 

私ごとではありますが、現在、我が宮子家は、父親との二人暮らしです。

 

正直な話として、万が一父親が病に倒れた場合を考えると、

 

なんとしても自分の稼ぎのみで食べていけるくらいの稼ぎが一日も早く欲しいものです。

 

その点に関しては、「己を知れば百戦危うからず」という言葉の意味が

 

ピンと来ていなかった学生時代の自分が非常に恥ずかしいです。

 

そこで、今回ご紹介するこの一冊は、発達障害に特化した就活のバイブルとも言える本です。

 

自分について、どういった面での自己理解を深めれば良いのか?

 

日頃からの積み重ねが生きてくる場面だったり、努力の方向性は合っているか?

 

20代前半の私がこの本に出会っていたら良かったな、と思うくらい内容がものすごく充実した一冊です。

 

大好きな書き物に全身全霊で挑める今の状況の一部については気に入っているので、

 

いつも西尾で読書会。を読んでくださっている皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。

 

現状での私にできることは、

 

就職活動で一度大失敗している私の失敗した理由を世の中に発信すること

発達障害とともに歩く人生でのガイドブックになりうる本を世の中に紹介すること

発達障害とともに歩くこれから先の人生を一生涯にわたって楽しみ尽くすこと

 

この三つだと思っています。

 

これらは、時として恥知らずで、時として図々しさ満開な私だからこそ出来ることです。

 

出来るだけのことを全てやってみて、その上での結果ならどんな形であれ納得できます。

 

私は、そのように考えて毎日の生活を送っています。

 

そもそも私が、就職活動を真剣に頑張ろうと思った理由は少し不純な動機です。

 

いくら晩婚化が進んでいる現代とはいえども、30代ともなると、

 

まちなかですれ違った昔の同級生が素敵なパートナーとともに楽しそうに歩いている姿をしばしば目にします。

 

中には、そっくりな可愛いお子さんを連れて、

 

カッコいいお父さん、素敵なお母さんになっている方々もいらっしゃいます。

 

人生に起こる出来事の一部は、部分的に「人事を尽くして天命を待て。」です。

 

しかし、頭では理解していても、積もっていく羨ましさは自分の心の中に言葉にならない嘆きをもたらします。

 

嘆いていても通り過ぎてしまった今までの時間は、取り戻せません。

 

したがって、これから先も続く人生の時間をいかにして楽しく過ごせるように今努力するかが大切です。

 

私自身も、「素敵なパートナーを得て、まちなかを2人でのんびり散歩したい」という密かな野望があります。

 

野望を叶えるためには、まずは自分が生き生きと働ける自分の特性に合っている仕事に就くことが大切です。

 

発達障害の特性が、仕事に求められるスキルとピッタリと合致した時、私たち発達障害のある人にとっては、

 

「仕事が楽しい。」「明日の出勤も楽しみ。」と心の底から楽しむことが出来ます。

 

出来ることとできないことの差が激しい(私自身がそのパターン)時には、

 

仕事内容に対する良好なマッチングが特に大切です。

 

私は、運が良いので、目の前のことを淡々とこなしているうちに、

 

幼い頃に憧れた物書きの仕事の一部分に携わることができるようになりました。

 

というのも、資料を「読む」のも、「書く」のも大好きな私にとって、

 

就労に向けた訓練を含めて、西尾で読書会。の活動のどちらもが非常に楽しいです。

 

まだまだ最終的な夢に辿り着くまでの道のりは長そうですが、

 

思っていたよりも遠くまで進むことができている自分を素直に褒めたいと思います。

 

もしも、この西尾で読書会。のブログを就職活動の最中の発達障害の学生さんが、

 

ご覧になっている場合を考えて、私の現状も踏まえて記事に書きました。

 

焦って動くよりは、ゆっくりと確実に根回しをして動いていった方がこの世の中はうまくわたっていけます。

 

この本には、就職先を決めるまでに必要なことが全て載っています。

 

就職活動を進める中ではいろいろな方々協力していただくことが必要です。

 

自分自身でも取り組める心がけだったり、他者の協力が有ると心強い部分だったり、

 

就職活動を通して向き合う課題は、なるべくならば予備知識があると自分の現状を把握しやすいと思います。

 

今回の記事を書くにあたっては、日々就労に向けた訓練に協力してくださっている

 

支援者の皆様の多大なるご尽力に感謝しています。

 

この場を借りて、心からのお礼の言葉を申し上げます。

 

いつもありがとうございます。

 

不純な動機から述べ始めたので、あまり説得力がないかも知れませんが、

 

自分で稼いだお金で食べるご飯は、特に美味しく感じます。

 

自分で稼いだお金で買ったものは、使い倒すまで大切に使いたくなるものです。

 

学生時代にアルバイトで稼いだお金で両親と一緒に食べた、

 

洒落たラーメン屋さんのラーメンの味がとっても好きでした。

 

そう考えると、働いた自分の稼ぎのみで生活を回していくことは、

 

自分に対する自信を高めることにもつながると考えられます。

 

もしも、この記事を読んでいただいて、「なるほどね。」と思っていただける方がいらっしゃれば幸いです。

 

私自身、一通り読み終えて、この本に書いてあることを全てきっちりやり込めば活路が開ける、

 

という予感めいたものを感じました。

 

また、人様からいただいたアドバイスをどんどん取り入れて、

 

柔軟に自分を変えていく姿勢を大切にしようと思います。

 

現状の自分からより良く変わりたいと強く思って実践を重ねていくと自分の意外な一面を発見する時もあり楽しいです。

 

就職活動は、1人で戦っていると思うと非常に気が滅入ります。

 

私自身、学生時代に気が付かなかったのですが、

 

私にアドバイスをくださった方々も、実際に一緒に就職活動戦線を戦ってくださっていたのです。

 

もしも、就職活動を進めていて心細くなったら、この記事の内容のうちの一つでも思い出していただければ幸いです。

 

就職活動を頑張るあなたと同じように、私も就労に向けた準備を頑張ります。

 

そして、頑張ることと同じくらい、自分の努力を労うことも大切です。

 

素晴らしいと思う本の話題を共有できた幸せを嬉しく思います。

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

それでは、また次回!

 

☆☆☆ Twitter アカウント始動!!☆☆☆

 

西尾で読書会。 Wisdom_In_Books

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆