赤ん坊や子供はいきいきと全身で呼吸をしますが、それは活性能力のある身体が持つ生命力のおかげです。
生命力に満ち溢れているから、意識しなくても身体中の細胞がわくわくと働き、全身で笑い、喜びを表わせるのです。
それが「生きている」ということです。
ところが悲しいかな、年をとるにしたがって、身体の細胞がわくわくと働かなくなっていきます。すると、自然と肩で呼吸をするようになり、生きるためだけに必要な浅い呼吸しかできなくなってしまうのです。
人は年を重ねるほどに、いい呼吸を意識的にすることが必要になります。
全身の細胞に酸素が行き渡る良い呼吸を行って、細胞を活性化させなければなりません。
西野流呼吸法を始めると、細胞がわくわくと働き始めます。
生命力が満ちあふれてくるのが実感できます。
われわれはともすると、実際に呼吸法を実践せずに、いい呼吸を心がけていれば自然にできるようになるだろうと、頭脳の考えだけで納得しがちですが、それは誤りです。
細胞レベルに働きかける呼吸法は、単なるガス交換をする自然呼吸とは違って、
後天的に学んで、体得しなければ行えないものだからです。
年齢を超えて生命を輝かせる呼吸法・・・
この素晴らしい体験は、今日から、今からでも始めるのに遅くはありません。
今回朗読した本はこちらです。読んでみたいなと思われた方、
西野流呼吸法 総本部では書籍の見本はありますが、販売はしておりませんので、
ネットか古本屋さん、図書館などでお探しいただくようお願いします
こちらの本を一部加筆・改筆して文庫になったものです。