こんにちは!今週のブログを担当するWEB係の丸関です。

 

早いもので今週は今学期最後のゼミということで、四年生も参加し、最終回にふさわしい盛りだくさんの内容となりました。

 

ゼミの前半では秋に発表する共同研究について話し合いました。西野ゼミでは、この一年間に朝鮮半島で起こった重要なトピックを取り上げ、朝鮮半島の一年を振り返る共同研究を発表します。西野先生からは執筆する際の心構えについてお話がありました。

 

・事実関係を調べる際には、要約された新聞記事だけでなく重要文書の原文を確認する

・ネット上の記事は玉石混交なので、信頼できるメディアや著者のものだけを利用する

・トピック選定の際には、読み手の存在を意識し、読み手の興味を考慮に入れる

などの注意が必要だということです。


今後のゼミ活動では取り上げるトピックと各自の役割分担を決め、さっそく共同研究の準備にとりかかります。

 

 

 

そしてゼミの後半では、ゲストスピーカーとして峨山政策研究院・研究委員の崔恩美 (チェ・ウンミ)先生をお招きし、日韓関係について流暢な日本語でご説明いただきました。

(西野先生は崔先生といつも韓国語でやり取りをしているとのこと。私たちもいつか、西野先生が韓国語を話している姿を見てみたいです。)

 

はじめに、日韓で実施された世論調査結果や、日韓の相互認識・日韓関係について崔先生にご説明いただきました。その後は、ゼミ生が疑問に思ったことを崔先生に質問したり、逆に崔先生がゼミ生に対して日本の学生の考えについて質問されたりと、活発な議論が行われたのではないでしょうか!

 

韓国は日本について、安全保障や経済などの実利的な面で重要だと考えているのに対し、日本は韓国に対して、隣国だから・民主主義という理念を共有しているからという理由でしか重要性を見出していないというお話が印象的でした。また、韓国では他国との貿易が活発化していることや、日韓の間には常に仲介役としてのアメリカの存在があり、必ずしも直接交渉する必要がないため、今後は韓国から見た日本の重要性も下がっていくのではないかということです。

さらに日韓の懸案事項となっている歴史問題に対しては、日本人も両国間の歴史についてしっかりと学ぶ必要があるのではないか、という声がゼミ生から上がりました。

 

ゼミで外部の方のお話を聞くのは今回が初めてでしたが、大変貴重な経験となりました。

 

また、今学期最後のゼミということで、夏休みの活動についても話し合いました。今後の感染状況次第ではありますが、夏休みもゼミのみんなで集まる機会があればいいなと思います!

 

秋から留学に行く人もいて寂しい限りですが、今後も張り切ってゼミ活動を進めていきたいと思います。

これから期末期間に入り忙しくなりますが、テストやレポートを乗り越えて皆さん楽しい夏休みをお過ごしください。私は二年ぶりの対面試験が怖すぎて震えています。