日本酒の種類については、
大吟醸、吟醸、純米酒など特定の名称で分類されていて
精米度合いによって名前が変わります。

純米酒は醸造アルコールを添加せず
米の風味が豊かなお酒。

吟醸酒はフルーティな香りが特徴で、
飲みやすいので
お酒の入門としてお勧めだそうです。
吟醸酒は醸造アルコール入り
純米吟醸酒は米と麹だけで作られているお酒です。

 

生酒は、熱処理をしていないお酒です。


普通のお酒は通常2回の火入れを行って
酵素や酵母のはたらきを抑えることで
お酒の品質を安定させますが
生酒はこの熱処理を行いませんので
酵素も酵母も生きています。

 

フレッシュでフルーティーな味が楽しめますが
ちょっとした温度の変化で味が変わるので
常温ではおいておけません。
だから生酒は低温で保存しないといけないのだそうです。

 

生酒は日本酒ができる冬にしか手に入りません。
日本酒好きの人にとっては
その時期にしか楽しめない生酒を飲めるのが

冬の一つの魅力になっています。


そのほかの種類としては
生酛(きもと)と呼ばれる
お米の味が豊潤でリッチな味わいの濁り酒があったり


最近では、スパークリングのお酒なども
造られているそうです。

 

樽酒は杉樽に入れて香りや風味をつけたお酒。

昔はお酒を運ぶために樽に入れていたのが樽酒のはじり。


最近はお祝いに用いられることも多いそうです。

そういえば、文楽劇場でも
毎年初めの振る舞い酒は樽酒ですね。

 

ウイスキーのように何年間も樽に入れておくわけではなく

2日間くらい入れるだけで香りがつくそうです。

 

黄桜酒造さまの販売店でも
「こんなにいろいろあるの?」というくらい
いろんなお酒が売られていました。

日本酒、といえば熱燗か冷酒、
というイメージしかなかったし
お酒の違いも知らなかったのですが
作り方や材料によって
こんなに多くの種類あるのかと
驚いたのでした。