知恩院御忌おまいりツアーの続きです。




引き続き三門上からの眺め




堂内に入ります。


昨夜は薄暗く、楼上なのに緩いながらも地下のような圧迫感や、インドネシア🇮🇩バリ島のケチャを思わせるような一種の陶酔感を伴うミッドナイト念仏でした



太陽の昇っている時間帯の堂内は柱まで極彩色が際立っていました。


朱色、緑色、黄色、白色…

どれも岩料(岩絵具)ですが、一番貴重なのは白色なのだそうです。

牡蠣の上の殻の内側を20年天日に晒して作られますが、今はもう作られておらず、現存するものは〝保存用〟となっていると説明されました。


天井だけではなく、柱や壁面にも雅な絵柄がありました。

近寄ってみると昔の落書きがたくさんありました。

墨書きだったので遠目では模様のように同化したかんじで、一見しても分からなかったです。

書かれていたのは住所や名前でした。


現代の落書きはボールペン🖊️なので傷がつくから始末が悪い…

そう言う事もあり、上の機関からは公開しないように言われているのだそうです。


三門楼上の堂内には〝知恩院の七不思議〟


唯一、通常は非公開の白木の棺があります。





白木の棺は徳川将軍家より三門造営を命じられた造営奉行・五味金右衛門が、命がけで造営することを決意して夫婦の木像を刻みますが、三門が完成してみると工事は予算オーバーで、その責任をとって自刃し、その菩提を弔うため、夫婦の木像が納められた棺です。


前夜は近くまで進めませんでしたが、

畳も木魚も撤収された今日は真ん前で拝めました照れ


法然上人のご分身も至近距離で拝観。

案内の方の説明にニヤリと笑いを抑えてらっしゃるような口元で、好好爺のお顔に見えましたウインク


出る際には大きな木魚を叩かせていただきました。

昨夜もありましたが、行列していたので諦めたから叩けて嬉しかったです。

力の加減が分からず、大きく叩いてしまいました💧


ちなみにミッドナイト念仏で不特定多数の参拝者が叩く小さな木魚ですが、終了後には2〜3個、割れている木魚がみつかるそうです。



次は女坂を登って御影堂へ参ります。