曹洞宗。
寛喜2年(1230年)から天福元年(1233年)まで
道元禅師がこの地で強化に務め、創建したと言われています。
本堂には「伏見大仏」と呼ばれる約5.3mの毘盧遮那仏がいらっしゃいます。(丈六より大きいので〝大仏〟と呼ばれます)
・本堂
奥に〝安置〟というより、静かにお座りになって、来る者を見ていらっしゃる。その背後の私たちには見えないものをも一緒に見通しているような眼差し。
おそばに寄ると
大きなお姿ですが圧迫感はなく、優しい空気で包みつつ、自分を見つめることを促してくださるような眼差しに変わって見えました。
(墨染ショッピング街ぶらぶらマップ2023より)
他には阿弥陀如来像や独特の趣きある道元禅師の石像、そして深草少将像を拝観しました。
小野小町像は何ヶ所かで拝見した事はありましたが、深草少将像を他で見た記憶は私にはありません。
この地は昔、深草少将のお屋敷があった場所と伝わり、池の東の藪陰の道は〝少将の通い道〟と呼ばれ、訴訟のある者はこの道を通ると願いが叶わないとされました。
今はもうない、その少将の通い道について
御住職のツレナイお返事が下記サイトには載っています。(深草少将像の写真もあります)
本堂前に残る池はその昔、小野小町が来遊の折、美しい姿を水面に映し
「おもかげの変わらで年のつもれかし よしや命にかぎりありとも」と詠んだとか。
前には少将遺愛の〝墨染の井戸〟があり、涙の水とも少将姿見の井戸とも言われています。
今も渇れないこの井戸には弘法大師利剣の名号が納められているそうです
欣浄寺からほんの少し南に行くと伏見税務署があります。
その位置関係に
先ほどの訴訟の願いが通らない…かつての言い伝えを思い出して苦笑いしました。
二種類あった書き置きから
こちらの御朱印をいただきました。
看脚下(かんきゃっか)
あしもとをみる。
今の自分にもリンクする大切なおさとしです。
詳しくは妙心寺のホームページのこちらをどうぞ