西国三十三所
第八番札所


奈良県桜井市初瀬(はせ)にある
真言宗豊山派の総本山・長谷寺です。



ご本尊の十一面観音さま特別拝観中(割とよくされています)


・登廊

長谷型の灯籠が風雅です。

いつもなら登廊一択ですが、

法起院からしばし予期せぬ単独行動になり

ラッキー🤞と思い、

横の道へ。


『古今集』『源氏物語』などに詠まれた

二本(ふたもと)の杉



こちらは謡曲の『玉鬘』の説明




源氏物語の「玉鬘」の巻では

悲運の女主人公の運命が好転する様子を、

喜びのあまり右近が詠んだ歌に、

本(ふたもと)の杉が登場します。



光源氏に愛された夕顔の忘れ形見・玉鬘は、母亡き後、乳母と九州に暮らしていました。

美しく成長した玉鬘は、望まない強引な結婚を避けるために逃げ出た旅の道中、かつての夕顔の侍女で今は源氏に仕えている右近と出会います。


二人は

右近「二本の 杉の立ちどを 尋ねずは ふる川のべに 君を見ましや」と詠み、

玉鬘「初瀬川はやくのことは 知らねども 今日の逢う瀬に 身さへながれぬ」と返しました。




玉鬘はやがて源氏の君に引き取られ、幸せをつかみます照れ(謡曲『玉鬘』とは違うわよ)








登廊の方へ戻ります。




続きます。