灌頂院の次は


・宝物館


2023年秋期特別公開

真言宗立教開宗1200年記念

〝東寺の宝物をまもり伝わる〟を拝見します。


お大師さまが唐から持ち帰られた請来品や御影堂に寄進された宝物の絵画や工芸品、古文書などが並んでいました。


『風信帖』鑑賞いたしましたラブ



次は観智院です。


東寺に深く帰依していた後宇多法皇の発願により、

南北朝時代の延文4年(1359)に建立された塔頭寺院です。



お大師さまの教えを伝える密教教学の研究機関として、密教の教理に関する多くの経典類を有します。




唐からもたらされた〝五大虚空蔵菩薩坐像〟と広間で、間近に対面出来るのは、

なかなか良い体験だと思います^^




宮本武蔵の手による障壁画なども見られます。

















最後は食堂へ。


土門拳の写真展を拝見します。


言わずと知れた、20世紀の日本を代表する写真家の一人です。


1964年、東京オリンピックの喧騒から逃げるように京都を訪れ、東寺での撮影に没頭しました。


密教美術の宝庫に魅せられ、仏像や建築など900カット以上も撮影したそうです。


東寺の撮影の成果は『古寺巡礼』とは別に

『大師のみてら 東寺』という1冊の大型写真家にまとめられました。


その中から約50点が展示されていました。


独自の手法や美意識、時に命を削ったような熱意の感じられる写真の数々に圧倒されました。


個人的には

両界曼荼羅の掲げられた灌頂院内の様子を見られたのには大感激しました。(灌頂院でガッカリしたから余計に嬉しかったんです^^)


以上、2023.10.30の〝東寺のすべて〟展の一日でした。