京都洛西観音巡り満願の日の続きです。
樫本神社にご挨拶した後は勝持寺を目指します。
前を通り過ぎ、
大原野神社の駐車場を超えると
役行者創建の勝持寺の石標がありました。
仁王門。
お遍路を思い出すような佇まいです。
応仁の兵火を免れた仁寿の旧構を残す、
勝持寺最古の建造物です。
洛西三十三所の最後の札所・宝菩提院願徳寺ではなくなぜ勝持寺なのか。
それは
願徳寺の歴史と関わりがあるからです。
1962年に本尊の観音像などが「花の寺」として知られる勝持寺に移され、1973年には本堂と庫裏を勝持寺に隣接する現在地に移転、更に1996年には本尊などが願徳寺に戻され、34年の年月をかけてようやく再興が完了ました。
落ち椿の案内で進みます。
一歩一歩上りながら、ワクワクと幸せな気持ちが込み上げてきていました。
勝持寺旧境内にあった子院の石塁跡
うっそうとした竹林や木立を抜けると
沢山の蕾をつけた桜の木あと少し、石階段を上ります。
③に続きます。