正覚寺の続きです。

寺伝によれば、このお寺は鏡空開導上人により
寛永年間(1624〜1644)に創建されました。

江戸初期の開基となりますが、
廃寺となった他の寺院の宝物がこのお寺に移されており、所蔵する仏像などは江戸期以前のものもあるそうです。

さて、
かぶりつきで拝見した観音さまは
「お縫」という女性が天明の大火の犠牲者を弔うために寄進したお厨子の中にいらっしゃったのでした。

像高約50cmで淀川べりにあった帰海印寺の塔頭・千手院の宝物でした。



帰海印寺は『乙訓郡誌』によれば、
俊寛らと共に平清盛討伐を企てて、
鬼界ケ島に流罪となった平康頼が建立した寺で、赦免されて帰洛した康頼が
島で没した俊寛の冥福を祈るために建てたものだとか。

歴史と想いあるお厨子の観音像を拝見出来た感激とお礼を馬頭観音様と不動明王さまに言って
門を出ようとすると、
再びお堂の戸が開き
なんとお接待頂きましたニコニコ



馬頭観音様は私が西国を結願したお寺のご本尊さま。
不動明王さまは、苦しいとき、助けていただいています。

そして、これを書いていると
TV画面に
大好きな如意輪観音さまがびっくり

とても幸せな一日となった
正覚寺お参りでした。


あなたにも
観音様の大慈大悲が
届きますように✨