洛西三十三所
第二十八番
宝珠山(ほうじゅざん)
蔵泉庵(ぞうせんあん)
臨済宗相国寺派
創立/室町時代
ここも通り道にあったので寄らせていただきました。
何気にいきなり凄い石
夢窓国師の腰掛け石。
夢窓国師が西芳寺から天龍寺へと法話を聴くために通っていた際に、腰を降ろして休憩していたそうな。
室町時代の創建であるが、兵火などにより荒廃。
江戸元禄期に再興された。
薄雲御所慈受院尼門跡の末寺である。
山崎の合戦で敗れた明智光秀が隠れ住んだとの伝承があります。
実は通りすがりだったため、
何の予備知識もなく伺いました。
着いてから御朱印をお願いし、
待っていると
庭の方からガラガラと音がして、
先ほど寶印帳をお預けしたお婆さんが
「どうぞ」とご本尊の前に上がらせて下さいました。
おまけに扇風機まで回してくださる
「今しがた帰って来たところなんです」とおっしゃって、また、びっくり。
不在の場合があるなんて微塵も考えていませんでした。
先ほどの番外寺に寄ってからの
このタイミングだったから
庵主さんにお目にかかれたのだと思わずにいられませんでした。
自分が巡礼をしている、友の案内で行かせてもらっているつもりでも、
実はそこに〝お導き〟をいただいているのだなぁと感じた出来事でした。
高台にあるので京都市内が一望できます。
琵琶湖の花火大会も見えるそうです
短くはありましたが、庵主さまとお話しできたのは大変良い時間でした。
観音さまの大慈大悲が
届きますように✨