洛陽三十三所観音霊場
寺町通りを真っ直ぐ北に上がると右手に見えてきます。
第四番札所は
革堂 行願寺です。
〝こうどうさん〟と親しまれています。
創建当初は一条通りにあり、
開基は行円上人で、
革聖の行円上人願いの寺のいわれより、
革堂行願寺と名付けられました。
行円上人は狩りで鹿を射止めたのですが、
その鹿が死ぬ間際に子どもを産み落としたことから、
殺生を悔いて出家したそうです。
いつも革の衣をまとっていたことから、
〝革堂〟の名がついたそうです。
ご本尊は上人が
全ての人々の成仏のため仏像を彫刻したいと
初願し、
賀茂の社に霊木があることを告げられ、
その槻の木に自ら一刀三礼して彫られた
観音様で、秘仏となっております。