第二番


紀三井山
金剛宝寺〈紀三井寺〉

救世観音宗総本山
開基は
為光上人



ご本尊は
十一面観世音菩薩(秘仏)




現在、我が国随一の京都西山に工房を構える
大仏師・松本明慶師作の
大千手十一面観世音菩薩さまを拝見したくて

歩きながらもワクワクそわそわしていました。

だんだん近づいて
国指定重要文化財の楼門です。

くぐって
階段の右脇にある清浄(しょうじょう)水。

悪いことをして
誰かに謝りたい時に飲む水だそうで
竜宮城に通じているとか。

まだ階段を登ります。

本堂。


咲き出した桜の下には
『万葉集』(巻7-1213)の歌

〝名草山 言にしありけり 我が恋ふる
千重の一重も 慰めなくに〟の歌碑。
(意味は
美しい名草山。でも「なぐさ」は言葉だけだったかも。私の恋の苦しさの千の一も慰めてくれなかったもの)

これが
和歌の浦なのですね!


手水鉢は
蓮。

真ん中も蓮のモチーフです。



がんばって香炉を支えています!


長〜い提灯