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ミュージカル『えんとつ町のプペル』の為だけに立ち上げたLLC(合同会社)

 
最近、『レターポット』の話ばかりしていたので、ちょっと今日は近況報告をさせていただきたいと思います。
 
最近、ミーティングの回数が多いのは、ニューヨークで仕掛けているミュージカル『えんとつ町のプペル』と、今月頭についに完成したコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』です。
 
今日はこの二つについて、お話ししていきたいと思います。
 
まずニューヨークで仕掛けているミュージカル『えんとつ町のプペル』ですが、この作品を作って届ける為にアメリカでLLC(合同会社)を作りました。
 
このLLCはミュージカル『えんとつ町のプペル』の為だけに立ち上げたんです。
 
西野亮廣のアメリカでの活動は『CHIMNEY TOWN USA』という会社が管理していて、一方で、ミュージカル『えんとつ町のプペル』は『CHIMNEY TOWN NYC』という合同会社が管理する形になっていて、別の会社なんです。
 
一つの舞台作品の為だけに会社を作るというのも、日本だとなかなか馴染みがありませんが、ブロードウェイで上演する作品となると制作費が「20億円」とかになって…つまるとこと管理するもの(権利やら何やら)が大きくなるので、やっぱり、それ専用の会社が必要になってくるんですね。
 
『CHIMNEY TOWN NYC』は『(株)CHIMNEY TOWN』以外にアメリカの会社が2社入っているのですが、CHIMNEY TOWN代表の柳澤と二人で、アメリカから送られてきた契約書を見ながら「これって、こういうことかなぁ」と手探りで進めています。
 
「原作の権利をどこまで握るか?」みたいなエグめの攻防戦が繰り広げられています。
 
この立場でブロードウェイの懐に入っている日本人の先輩がいないので、自分達でやっていくしかないわけですが、おかげで結構ノウハウ(ブロードウェイ村のルール)を身につけたので、日本からブロードウェイに仕掛けたい人がいたら相談してみてください。
 
 

『ボトルジョージ』を売り込むことが、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の成功に繋がる

 
その裏で進めているのはコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』です。
 
現在、南青山にある美容室『NORA』さんで、『ボトルジョージ展』をやっているので、皆様、是非、髪を切る際は『NORA』さんでお願いします。
 
そして、4月20日(土)16時から、日本(池袋)で、試写会がございます。
 
ありがたいことに満席で、一般の方はもう入れないのですが、関係者席を若干数確保しているので、「私は関係者だぞ!観させてくれ!ちょっと取材させてくれ!」という方は、僕のインスタグラムにDMください。
 
さて。
 
そんな『ボトルジョージ』は、これから海外の映画祭にちょっとずつエントリーしていきます。
 
直近のエントリーは『サンフランシスコ国際映画祭』と『アヌシー国際アニメーション映画祭』です。
 
どちらも大きな映画祭で、ノミネートされるかどうかは、まだ分かりません。
 
まぁ、こればっかりは「巡り合わせ」なので、祈るしかない感じです。
 
また結果が出次第発表させていただきます。
 
でもって、ここからがチョット面白い話というか、「『ボトルジョージ』の製作には随分時間がかかったけど、結果的に、いいタイミングだったな」という話なのですが、ブロードウェイでミュージカル『えんとつ町のプペル』を売り込んでいく時に、アメリカのPRチームは、「作品だけじゃなくて、【西野亮廣】がいかにユニークな男なのか?」という部分も押し出していくプランを立てているんです。
 
海外のカンファレンスに登壇すると、「作品に込めた思い」や「制作のこだわり」に加えて、「この作品が生まれたビジネスモデル」が必ず質問されるんです。
 
皆、そこに興味があるんですね。
 
で、海外だと「推し」の文化が薄いし、それより何より「プロセスを販売する」という文化が、ほとんど無い。
 
「サグラ・ダ・ファミリアなんて、プロセス販売そのもので、そこで大きな成果が出ているのだから、それを映画やミュージカルにも落とし込めばいいじゃん」と思うのですが、肖像権やら色んな理由から、そういうわけにもいかなかったりします。
 
なので、僕らが時々やっている「制作過程の見学=有料、完成品=無料」とか異次元なんですね。
 
他の国はどうか知りませんが、アメリカは特に「夢と金」の文化で、「クリエイターとして、お金の問題と向き合わないなんてありえない」という世界線なので、ビジネスモデルの創造から始める作品作りは毎回面白がっていただけます。
 
それもあって、「西野も売り出そう」としてくださるわけで、そうなってくると、西野のミュージカル以外の活動もPRしていくことになり…そこに『ボトルジョージ』が飛び込んできたわけです。
 
なので、ミュージカル『えんとつ町のプペル』のPRチームは、もう『ボトルジョージ』を観ていて、劇場オーナーや投資家を口説く時に、『ボトルジョージ』も同時に売り込んでくれています。
 
なので、オモロイのが、『ボトルジョージ』のアメリカのPR費というのは、一部、『CHIMNEY TOWN NYC』という、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の為だけに作られた合同会社が出しています。
 
「『ボトルジョージ』を売り込むことが、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の成功に繋がる」という考え方です。
 
点と点はどこで繋がるか分からんもんですね。
 
なので、なるべく強い点をたくさん打っていくことが吉です。
 
とりいそぎ、海外戦の最新情報の共有でした。
 
しっかりやっていきます!
 
  
 
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