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『天才万博』10周年!数年前、続けていく為に大きくシフトチェンジして...

 
オープニングでもお話しさせていただきましたが、現在、東京・鶯谷にあります東京キネマ倶楽部で『天才万博』という大忘年会が開催されております。
 
12月30日まで毎日やっていて、僕もお客さんとして毎日参加して、客席でベロンベロンに酔っ払っているんですけども、この『天才万博』が今年でなんと10周年だそうです。
 
イベントを主催された経験がある方ならお分かりだと思うんですけど、イベントって何が難しいかというと、「続けること」がメチャクチャ難しいんです。
 
一発だけなら、勢いでやれちゃうんですけども、続けていこうと思ったら、モチベーションの問題や、予算の問題や、集客の問題など、いろいろ出てきて、ほとんどのイベントはこの壁を越えられずに終わります。
 
そんな中、10年続いている『天才万博』は大したもんだなぁと、近場の外野から眺めているわけですが、数年前、『天才万博』を続けていく為に大きくシフトチェンジしたことがあったんです。
 
「あそこでシフトチェンジしていなかったら、確実に終わっていた」と言いきれるレベルのシフトチェンジだったんですけども、それが何かというと、イベントの打ち出し方を「音楽フェス」から「忘年会」に変えたんです。
 
「『天才万博』は音楽フェスではありません。忘年会です」という感じで、結構、強引に舵を切りました。
 
中身は何も変えてないんです。
 
美術セットが変わったわけでも、出演アーティストの毛色が変わったわけでもなく、ただ「打ち出し方を変えただけ(カテゴリーを変えただけ)」なんですけども、「忘年会」とした瞬間に一気に集客がラクになったんです。
 
これ、面白いですよね。
 
繰り返しますが、中身は何も変わってないんですよ。
 
打ち出し方を変えただけなのですが、それだけでお客さんが増えた。
 
こと『天才万博』に関しては、「音楽フェス」と謳うよりも、「忘年会」と謳った方が、結果的に多くの人に音楽が届いた。
 
 

商品を「どのカテゴリーで販売するか?」は凄く大切

 
忘年会は、やっぱりライフイベント(生きていれば必ず通過するイベント)だから、皆、この時期になると、頭のどこかで「どの忘年会で今年を締める?」という考えがある。
 
一方で、「音楽フェス」に関しては、一部の音楽ファンを除いてはライフイベントじゃないから、春夏秋冬いつになっても「どの音楽フェスに行く?」という頭にならない。
 
僕たちCHIMNEY TOWNは明らかにジャパニーズハロウィンを取りに行っていて、「どこでハロウィンを過ごす?」というテーマに、いの一番で手を上げているわけですが(※今年の幕張メッセなんて、まさに)、やっぱり自分達のアプローチをライフイベントに絡める強さは確実にあって、と同時に、自分達の商品を「どのカテゴリーで販売するか?」というのは凄く凄く大切だなぁと、今回あらためて感じています。
 
僕がよく使っている「意味変」というヤツですね。
 
絵本を『本』として販売するか、それとも『贈り物』として販売するか、それとも『おみやげ』として販売するか。
 
もう1つ具体例を出すと、「トークライブ」として打ち出すか、「講演会」として打ち出すかで、集客が大きく変わってきます。
 
話す内容が同じでもです。
 
僕、今年、各地で講演会をやって、述べ、3万人ぐらいを動員したのですが、これ、「西野亮廣トークショー」としていたら、集客は5分の1程度に収まっていたと思います。
もともと僕は「トークショー」として打ち出していたので、「5分の1」というのは当てずっぽうで言っているわけではなくて、ABテストの結果です。
 
 
目的は、作品や商品やサービスを一人でも多くの人に届ける為だと思うので、打ち出し方(カテゴリー)の見直しは常にした方がいいと思います。
 
「商品の内容ではなくて、カテゴリー選びで躓いているケースが結構あるかもしれませんよ。ちなみに、西野の講演会と、天才万博は、そうでした」というお話でございました。
 
 
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