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今日は、自戒を込めてお話しさせていただきます
 

今日の内容は、少しでも気を抜くと僕もやっちゃいそうなので、自戒を込めてお話しさせていただきます。
 
会議の時の姿勢に関する話なんですけども、会議に合わせて、何かしらの提案を準備していくことって、あるじゃないですか?
 
資料なんかをまとめて、場合によってはウンヶ月かけて準備していくこともありますよね。
 
そして、会議の日を迎え、そこで自分が提案した企画・アイデアに対して、「もっとこうした方がいいんじゃないか?」という代替案が出たりしますよね?
 
僕も、映画やミュージカルの脚本を書いていって、「このシーンは、もっとこうした方が…」という代替案を出される時はよくあります。
 
その時に、その代替案が、どう考えても間違ってる時ってありません?
 
なんなら、「その案はここに来るまでにすでに思いついていて、ただ、何度シミュレーションしても、それでは辻褄が合わないからカットしたんですけど…」ということもある。
 
ありますよね?
 
相手が出した代替案が納得いかない時って。
 
 
その時に、僕らはどういう行動をとるか?
 
ここが今日の話のポイントなんですけども、多くの人は(僕も時々)、その代替案の間違いを指摘することに身体を向けちゃうんですね。
 
「それじゃ上手くいかないですよ。なぜなら」みたいな感じで、代替案を論破しにかかる。
 
 

なぜ、代替案が出てしまったのか?責任はコチラ側にある
 

間違っているものに対して、「間違っている」と言っているわけだから、理屈は合っているのですが、会議において、この論破タイムは不毛なんです。
 
お笑い、絵本、映画、ミュージカル…と当ててきた西野が言うんだから間違いない。
 
これ、不毛なんです。
 
相手の代替案の間違いを証明することに時間なんか使っちゃダメなんです。
 
 
大切なのは、「なぜ、代替案が出てしまったのか?」という部分です。
 
答えはシンプルです。
 
「自分が用意してきた提案が合格ラインを越えてなかったから」です。
 
合格ラインを越えていないから、だから、なんとかしようと思って相手は「もしかしから、この方向かも!」と代替案を出したわけですが、そんなもの、自分の最初の提案で仕留めておけば出てこなかったんですね。
 
脚本の場合だと代替案が出た時というのは、笑わせるシーンで笑わせきれていなかったり、感動させるシーンで感動させきれていないのが問題で、納得がいかない代替案の粗をつついている暇があったら、とっとと脚本を書き直して来い…なんです。
 
「感動させるシーンで、キッチリと感動する展開を用意してこい」なんです。
 
責任は全てコチラ側にあるんです。
 
代替案が出た時点で、仕留めきれてないんだもん。
 
それなのに、その場で出た代替案をやり込めることに精を出してしまう。
 
テメエの能力不足が諸悪の根元なのに、ちょっとムッとしてんじゃねぇよ!!
 
…といったところです。
 
 
繰り返しますが、これは自分にも言ってますからね。
 
僕も気を抜いたらやっちゃうので。
 
だけど、先日の「論点と意見」の時も少しお話ししましたが、会議の目的は「勝つこと」じゃなくて、「作ること」なので、相手が出した代替案に納得がいかない時は一度自分の頬をビンタしてみるのがいいと思います。
 
「お前だぞ!しっかりしろ!」と。
 
こんな話をすると、今、作っている作品が上手くいってないのか?と邪推されてしまいますが、全くそんなことはなくて、それこそ現在制作中の『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』は良い会議ができていて、メチャクチャいい方向に向かっています。
 
確実に前作を超えてくるので、思いっきり期待しておいてください。
 
 
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