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23年ぶりに新グループを結成しました!

 
僕のオンラインサロンメンバーさんはよくよく知っていると思うのですが…僕、「亮廣」という名前なんですけども、名前の由来は『三国志』に出てくる諸葛亮(諸葛孔明)から来ていて、それもあって子供の頃から、やたらと「戰モノ」にまみれていたんです。
 
ちなみに生まれて初めてやったゲームは『スーパーマリオ』で、その次が『ナムコの三国志』で、その次が『KOEIの三国志』という筋金入りです。
 
家には「囲碁」「将棋」「オセロ」があって、物心ついた時から、父ちゃんと、5つ上の兄ちゃんと、戰モノのアレコレに触れてきました。
 
なので、今でも、何かを仕掛ける時は、突拍子もないことはせず、「兵法」に従って打ち手を選んでいます。
 
今日は、そんな「兵法」の話なんですけども…最近、バンドザウルスというバンドを結成したんです。
 
今日か明日で「結成1週間」です。
 
完全に悪フザケで始めたんですけども、やるからには大真面目にフザけてやろうと思って、連日せっせとデザインしているわけですが、そういえば、僕がグループのようなものをキチンと組むのは「キングコング」以来です。
 
なので、23年ぶりに新グループを結成しました。
 
 

コンビやバンドや劇団でも、「兵站」のデザインはメチャクチャ大事

 
これが自分の中でも発見だったのですが、23年前と今とで明らかに違うのは、今回は「最初から兵法が入っている」というか、具体的にいうと「兵站(へいたん)」からデザインされているんです。
 
兵站(へいたん)というのは、戦争の前線に物資(武器や食料など)が適切に届くようにする為(補給が滞らないようにする為)の管理運営全般のことです。
 
今回のロシアとウクライナの戦争でも、「補給ルートを攻撃した」というニュースが結構あったと思うのですが、戦争って、つまるところ「補給戦」で、補給が滞ってしまうと攻撃が続けられないんですね。
 
なので、「兵站」のデザインがメチャクチャ重要なんですけども、これは当然、戦争に限った話じゃなくて、 コンビやバンドや劇団でも同じなんです。
 
活動資金が滞ってしまうと、活動を続けられない。
 
にも関わらず、当時のキングコングもそうですし、おそらく世の中の99.9%のコンビやバンドや劇団は「兵站」は後付けなんです。
 
まずコンビを組んで、ネタを作って、人前でかけて、ウケたりスベったり、売れたり売れなかったりして、ようやく、「続けていく為にはどうすればいいか?」と考え始める。
 
劇団とかも、まず結成して、作品を作って、その後に、「あれ? このままだとお金が回らないぞ」となって、そこから、「兵站」めいたものを探り始める。
 
要するに「パフォーマンスファースト」なんです。
 
表現活動においては非常に耳馴染みの良い言葉ですが、それ、戦争に置き換えると、「補給のことを何も考えずに、武器を持って、戦地に向かう」みたいなことで、どれだけヤル気があっても、銃弾と食料が尽きたら、そこで終わりなんです。
 
 

この1週間、ずっと「兵站」のデザインをしていました

 
今、23年ぶりに新しいグループ『バンドザウルス』を作って、この1週間何をしていたかというと、ずっと「兵站」のデザインなんです。
 
曲作りは、まだ1秒もしていません(笑)。
 
ずっと「兵站」。
 
「CDや配信の売り上げで活動費を賄う」となると、CDや配信が売れなきゃ活動が止まってしまうわけですから、その道は選ばずに、「活動資金が生まれ続ける仕組みをどう作るか?」ということを、この1週間ずっとやっていました。
 
この1週間で、二つの答えを出して、一つはNFTで、もう一つは「AI」を絡めたもっと面白いアプローチなんですけども、これは、オンラインサロンを覗いてみてください。
 
「うわ〜、今だと、そんな手が打てるんだ」とひっくり返ると思います。
 
昨日、うちのサロンメンバーさんは全員ひっくり返ったか、笑ったと思います。
 
自分で言うのもアレですが、あまりにも鮮やかな打ち手なので。
 
 

パフォーマンスファーストか、兵站ファーストか

 
まぁ、今日の本題はそっちじゃなくて、「パフォーマンスファーストか、兵站ファーストか」という話です。
 
なんか、「兵站ファースト」と言うと、すごくドライに聞こえるじゃないですか?
 
「パフォーマンスのことを後回しにしている」という感じで。
 
パフォーマンスのことを後回しにしているのは間違いないのですが、手をつける順番が前後しているだけの話で、「パフォーマンスの手を抜く」ということではありません。
 
「補給経路を完全に確保した上で、戦地でガンガン撃ち込む」という話です。
 
メチャクチャ単純で、メチャクチャ「言われてみりゃそりゃそうだよな」なことなのに、表現活動をする人は、意外と、ここを見落としている。
 
少なくとも、23年前のキングコングは見落としていました。
 
ただ、23年間表現活動を続けてきて、それこそ今なんてブロードウェイに攻め込んでいる最中で、ああいうところに行くと、「ロビー活動の重要性」をまざまざと思い知らされるわけですが、それには「ロビー活動費」を確保しなきゃいけなかったりします。
 
兵站無しには活動を続けられないことは明らかで、どのみち向き合う問題なんだから、兵站ファーストで表現活動を設計してもいいかもしれません。
 
シャレで始めたバンドザウルスですけども、そのあたりの設計は徹底しているので、表現活動をされている方は勿論のこと、世の ビジネスマンも「バンドザウルスの兵站」に注目しておいてください。
 

 

 
 
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