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プライベートセール開始から47秒で完売、取引量が世界1位に!


ハロウィンから一夜が明けまして、お届けしておりますキングコング西野です。

昨日は色々とイベントがありまして…まず、夕方の18時ぐらいに日本に帰ってきたんです。

今回はラスベガスとハリウッドに行ってまして、ハリウッドでは映画祭と映画上映の他に、「エンタメ×Web3」をテーマにしたパネルディスカッションなんかもあり…ここでの話が凄く面白かったので、これはまたどこかでお話しします。


そんなこんなで帰国して、たまっていた仕事でも片付けようかと思っていたのですが、昨日は、渋谷でCHIMNEY COFFEEが仕掛けている『映画 えんとつ町のプペル』の復活上映がありまして、CHIMNEY COFFEEの代表の山邊から「もし良かったら、上映後に舞台挨拶とかしてもらえませんか?」と連絡があったので、帰国後そのまま渋谷にある『ユーロライブ』という映画館に行って舞台挨拶。

それが終わったのが、22時20分ぐらいだったと思うのですが、実は、その裏で、22時から、プペルのNFTのプライベートセールがスタートしていたんです。

プライベートセールというのは一般発売前の、チムニータウンDAOのメンバーだけに向けた先行販売です。

「22時からDAOのメンバー限定の先行販売があって、その後、23時から一般販売」という形で、1万個のNFTをご用意させていただいていたのですが、なんと、その1万個のNFTがプライベートセール開始から47秒で完売しまして(※つまり一般発売前に完売しまして)、その時の取引量が世界1位になったんです。

 

凄いところは「西野は大して何もしてない」。僕がやったのは2点だけ


この凄いところは、「西野は大して何もしてない」というところです。

これを仕掛けたのは主にチムニータウンDAOのメンバーと、大人スタッフにサポートされながら走り回ったチムニータウンの学生インターンで、昨日のグループLINEでは「学生のうちに世界一獲っているのズルくない?」という些細な揉め事が起きていました(笑)。


「一番ズルいのは、何もしてないクセに世界一ズラしている西野だろっ!」と怒られそうなので、一応、自分が手掛けた部分だけお伝えすると、まずは、大人気だったゴミモンスターのNFTを10月30日で終わらせて、10月31日は「プペル」のNFTを出すことを決めました。

これは「ハロウィン当日にプペルのNFTが出る」という物語が最も重要だと考えたからです。

投機筋はハナから相手にしていなくて(結果的に相手にされる分には仕方がない)、まずは、『えんとつ町のプペル』という作品(IP)を愛してくれている人達が最も面白がってくれる形を考えた時に、このタイミングだったんです。


あと、もう一点。

「プペルのNFTを1万点出す」と言っても、同じ絵柄を1万個ではなくて、「1万種類(1万パターン)」なので、物理的に難しいところが出てくるんですね。

「絵柄を細かくして、顔のパーツを増やして、使う色の数を増やして、それらの色違いを1万パターン…」とも考えたのですが、絵柄を細かくしすぎてしまうと、PFP(SNSのプロフィール画像)映えしない。

あと、プペルのトンガリ頭も、PFPのスペースを無駄に使ってしまうので、結構、相性が悪いなぁと思ったので、デザイナーのかんかんサンに「パッチワーク柄」の画像をたくさんお送りして、「プペルって、マントやら何やらがパッチワーク(ツギハギ)なので、パッチワーク柄にモンスターの目だけが入っているものを『プペル』と言い切りましょう」という指示を出させていただきました。


これは絵本から映画にする時も、ミュージカルにする時も、歌舞伎にする時も同じで、僕が昔から徹底しているのは「コピペ禁止」なんです。

なので、映画は映画用のプペルを開発して、ミュージカルはミュージカル用のプペルを開発して、歌舞伎は歌舞伎用のプペルを開発して、それぞれビジュアルが全然違うんです。

大切なのは、そのアウトプットに最適な形をキチンと選ぶことで、NFTにする時も、「プペルをNFTにしたら、どんなだろう?」という大喜利にキチンと答える必要がある。

そんなこんなで「パッチワーク柄×モンスターの目」を『プペル』としました。

これならば、縫い合わせる布の色や柄の組み合わせで1万種類作れます。


僕がやったのは、その2点だけで、あとはDAOのメンバーやインターン生達が旗を振って、やっていました。

なので、昨日のDAOは結構盛り上がったと思います。

 

11月5日『町』のNFT開始!やっぱりNFTで大切にしなきゃいけないのは…


チムニータウンDAOとしては、11月5日から、また新しいシリーズ(今度は『町』のNFT)が始まるのですが、内容を見ていただけると分かると思うのですが利益度外視も甚だしいんです(笑)。

それこそ投機筋が入ったら「もっと、上手いやり方があるだろう」と怒ってきそうな。


ただ、やっぱり思うのは、今回にしても別に「世界一」を狙っていたわけではなくて、自分達が面白がれることに耳を傾けておこなった一つの結果でしかなくて、やっぱりNFTで大切にしなきゃいけないのは、「面白い」や「丁寧」や「コミュニティー」、そして、「身の丈を知ること」だと思います。

その逆が、「今、これが流行ってるから、これをやって…あとは、たくさん販売する為に乱暴に煽る」だと思っていて、それをやると必ず終わりが来るので、慌ててそっちに行かない方がイイと思います。

まぁ、今後のNFTの進め方については、また今日のオンラインサロンで書こうと思います。

本音を言うと、オンラインサロンに書いているようなことを、一般に向けて発信して、時代の針を進めれたら最高だなぁと思うのですが、日本は相変わらず「知らないものを叩く」をやってしまうので(そこに付き合っていると自分達まで遅れてしまうので)、建設的に話をすめることができるオンラインサロンで書きます。


今後とも宜しくお願いします。


今日は、「プペルのNFTがハロウィンの夜に世界一になったよー」というご報告でした。

 

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