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「成長しない人」は、まず、『質』『量』『スピード』の優先度が間違ってる

 
 

仕事柄、ジャンルを越えて、本当にたくさんの人をご一緒させていただく機会があるのですが、ぶっちゃけ「成長する人」は時の運に乗って成長するケースがあったりするので、共通点を出しにくいですが、「成長しない人」って、どの業界でも、いっつも同じなんです。

 

これは、散々言われていることかもしれませんが、成長しない人って、仕事の『質』と『量』と『スピード』の優先度が間違ってるんですね。

 

仕事の質をとるか?

仕事の量をとるか?

仕事のスピードをとるか?

 

「成長しない人」が選ぶ順番は決まって『質』『量』『スピード』なんです。

 

何の知識も経験もないのに、いきなり『質』を求めちゃうんですね。

 

 

でも、「ペーペー」だったら、そもそも何が正解で何が不正解かなんて分からないじゃないですか?

 

100時間考えて、不正解を出すこともザラにあるわけですよね。

 

しかも、その100時間の努力が結構最初の段階で間違ってたりする。

 

ならば、まず10分やってみて、出してみて(上司やお客さんにあててみて)、そのリアクションを見て、そもそもの方向が合っているか間違っているかを判断した方がいいですよね。

 

ここで間違っていても、ロスは10分で済むので。

 

 

だけど「成長しない人」って、いきなり『質』を求めるから、100時間かけてウンコみたいなのを仕上げてくるんです。

 

「料理を作って」と発注しているのに、肛門から出してきたりして、「これ、開始1秒でウンコが確定してただろ」となる(笑)。

 

ウンコを100時間煮込んでもウンコじゃないですか。

 

まず『質』を求める人って、それをやっちゃうんですね。

 

 

以前、インターン生に「あの案件、どうなってる?」と聞いたら、「すみません。質を求めるあまり…」と返ってきたので、「ちなみに、A君はプロの世界で『質』と呼ばれるようなものをいきなり出せるの?」と聞いたら、「すみません。出せません」と返ってきて…(笑)

 

 

いや、ホント、そりゃそうなんですよ。

 

 

「仕事の質をとるか、量をとるか?」も何も、何の知識もない新人が「質」なんて取れるわけないんですよ。「質」というのは新人の選択肢に無いんです。

 

これ、絶対に覚えておいた方がいいと思うのですが、新人が選べるのは「量」か「スピード」だけです。

 

 

じゃあ、新人が取らなきゃいけない仕事の「質」と「量」と「スピード」の正しい優先順位はどうなるかというと、「スピード」「量」「質」です。

 

つまり、遅い時点でアウトです。

 

厳しい話をすると、上司から「あの件、どうなってる?」と言われたら終わりです。

 

コッチからバシバシ出していかなきゃいけない。
 

 

もう一つ、「今、考えても答えが出ないものを、考え続ける」

 

そして、もう一つ、「これをやっちゃう人って、総じて成長しないよなぁ」というのがあって、これに関しては昨日、ウチの若手にも注意をしたんですけども、「成長しない人」の共通点としてあるのは「今、考えても答えが出ないものを、考え続ける」です。

 

これをやる人って本当に多いんです。

 

それこそ「あの件、どうなってる?」と聞いた時に、「いや、今、○○をどうしようか悩んでまして…」と一見、仕事してる風な返事が返ってくるのですが、そもそも、それは「悩んだら答えが出る問題なのか?」それとも、「今悩んだところで、不確定要素が多すぎるので、答えが出せないものか?」。

 

結構な割合で後者で頭打ちしている新人がいます。

 

 

何かに置き換えると、自分がメチャクチャ変なところで止まっていることが分かりやすいと思うのですが…たとえば、「再来月あたりに、世界のどこかで起きるであろう何かしら天災の支援活動に向けて、どんな装備を用意しておけばいいか?」なんて、考えたって分からないじゃないですか?

 

だけど、世界のどこかに支援活動に行くことが決まっているのであれば、「交通費」が必要なことは分かるので、「じゃあ、マクドナルドでバイトして交通費だけでも稼いどくか」となりますよね。

 

これは今この瞬間からできることです。

 

 

悩んだところで答えが出ない問題を悩んでも仕方がなくて、「今、動かすことができるものは何か?」を考えることが大事ですよね。

 

つまり、悩んだところで答えが出ない問題を秒で切り捨てることが大事。
 

 

共通点はこの2つ。あとオマケとして…

 

話をまとめると「成長しない人」の共通点は、今日、パッと思いついた限りでは2つで、

一つ目は「質」「量」「スピード」の優先順位を間違っている。

 

そして、二つ目は「悩んだところで答えが出ない問題に悩む(ことに酔いしれている)」です。

 

 

あとオマケとして「叱られた後にあからさまに凹む」です。

 

それをされると現場の空気が悪くなっちゃうので、上司もその子を叱らなくなるので。

 

そうすると、その子は上司の知見が貰えなくなって、我流に走らざるをえないので、順当に成長が止まります。

 

若手の皆さんは、このあたりを押さえておくといいかもしれません。


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