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「勉強します」というスタンスを崩さない方がいい理由

 

僕、そんなに頭はよくないんですけども、「知らないことを知る」とか「できないことができるようになる」のが結構好きで、勉強の類がまぁまぁ好きなんです。
 

勉強には、「本を読む」とか「仮説・検証してみる」とか、あるいは「現地に足を運んでみる」とか色々あると思うんですけども、「勉強する」というスタンスをとっていると、すごく良いのは、頭が良い人達や、たくさんモノを知っている人達が、面白がってくれて、アレコレ教えてくれるようになる…これが勉強することの最大のメリットだと思います。

すっごい簡単なところでいうと、たとえば先輩から「この映画面白いから一回観てみて」と言われたら、もうその日に観て、その日に感想を先輩にお伝えする。

そうすると「その作品が好きだったら、たぶん、あの作品も好きだから、観てみて〜」と、また次の「面白い映画」を教えてもらえる。

烏滸がましいですが、「コイツに情報を飲み込ますのは楽しいな」「情報の飲みこましがいがあるな」と思ってもらえているのかもしれません。

これが「勉強する」というスタンスをとっていることの最大のメリット。

逆に、「勉強はしません」というスタンスだと、情報を自分から取りにいかなきゃいけないから、コスパが悪い。

なので、基本的には何歳になっても「勉強します」というスタンスは崩さない方がいいと思います。

 

 

NFTは「こんなこともできるんや~」という発見が面白い


そんなこんなで今日は「こんなNFTもあるよ」という話をしたいと思います。

これもキッカケは友達から聞いた話です。

尾原サンとか、けんすうサンとかがこういうことをよく教えてくださいます。
 

今、僕は「NFT」をそこそこ面白がってやっています。

先日も『西野と学ぶNFT』という番組をYouTubeで配信しましたが、ご覧になられましたでしょうか?

メチャクチャ面白いので是非観ていただきたいのと、その番組終わりで、伊藤穰一さんと二人で対談させていただいた動画も今、YouTubeで上がっているのですが、そちらもメチャクチャ面白いので、是非、観てください。

 


NFTの話をすると、日本だと、すぐに「お金の話かよ〜」となっちゃうのですが、もちろんクリエイターさんが食っていく為の選択肢の一つにはなっていて、そこにお金は動いているのですが(それの何が悪いの?)、それより何より僕は、そもそもこういった選択肢が生まれたことを面白がっています。

そういうと、「またまた〜」とか言われるのですが、多分、NFTに触れている人なら分かると思うのですが、僕たちがNFTでお金を作りにいこうと本気で思ったら、今のやり方はしてないんですね。

もっとやりようはあるのですが、それはやらない。

目的は「国内のNFTを盛り上げること(NFTの認知度をあげること)」なので、そこに照準を絞っています。

NFTに関しては「ああ、こんなこともできるんや〜」という発見の方が僕にとっては興味があるテーマで、その中でも今、『Soulbound Tokens(ソウルバウンドトークン)』というのがあるんです。

あまり…というか、全く聞かない言葉ですよね。

『Soulbound Tokens(ソウルバウンドトークン)』…直訳すると「魂に刻むNFT」みたいなことです。

これだけだとピンとこないと思うのですが、NFTって、今は「アート」や「PFP(SNSのプロフイール画像)」の文脈でよく使われていますが、別に、「NFT=アート」というわけではなくて、NFTというのは手段の一つです。

NFTとは「代替不可能なモノ(唯一無二なモノ)」です。

コピーし放題のインターネットの世界で、ブロックチェーンという技術を使って、「唯一無二性」を生み出したのがNFTです。

だから、NFTがアートとして売れるわけですね。

画像なんか、いくらでもコピーできるのに、「この画像のオーナーはこの人!」ということをブロックチェーンが証明してくれるから、もっというと、ブロックチェーンという仕組みによって、皆が「現在のオーナー」を共有しているから、画像の売買が可能になっている。

 

 

 

 

売買できないNFT『Soulbound Tokens(ソウルバウンドトークン)』

 

そんな中、『Soulbound Tokens(ソウルバウンドトークン)』というのは、NFT(替えが効かないモノ)ではあるんですけども、売ったり、買ったり、交換したりしないんです。

こうなってくると、いよいよ「お金」の話じゃなくなりますよね?

だって、売ったり買ったり交換したりできないんだもの。

「待て待て待て」と。

なんじゃ、それ?何の為にあるの?

というところだと思います。

これがすごく面白くて、たとえばフェイスブックのプロフィールに「カイロ大学出身」みたいなことが書かれていても、それがホントか嘘かは分からないじゃないですか?

わざわざエジプトに問い合わせて、「卒業生にこういう子、いました?」とかやらないでしょ?

なので、経歴とかって、いくらでも嘘がつける。

ただ、これを『Soulbound Tokens(ソウルバウンドトークン)』で管理すると、嘘がつけないんです。

その人の学歴を、ブロックチェーン上で、皆で共有しているから。

ある日、突然、「今後のビジネスを有利に進める為に、カイロ大学を出たことにしよう」と思っても、経歴を改ざんできないんです。

なので、僕がハマっている「ロマンス詐欺」とかも減っちゃうので、少し残念なんですけども、まぁ、世の中の為を考えたらプラスですよね。

嘘がつけない世界なので。

経歴に真実味を帯びさせることができる。

NFTには、こんなNFTもあるので、「お金の話かよ〜」で蓋を閉じてしまうのは、あまりにも勿体ない。

まず間違いなく皆さんの選択肢の一つになってくるので、アンテナはたてておいた方がいいと思います。

今日は、『Soulbound Tokens(ソウルバウンドトークン)』のお話でした。


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