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『映画 えんとつ町のプペル』初めてのハロウィン!
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今日は、いよいよやってきた「ハロウィン」と「プペル」のお話です。
 
今日を持って、『映画 えんとつ町のプペル』の「ハロウィン限定復活上映」は終わるのですが、実は、作品の公開は去年の12月25日(クリスマス)だったので、ハロウインに『映画 えんとつ町のプペル』を上映できるのは今日が初めてなんですね。
 
 
『映画 えんとつ町のプペル』が初めて迎えるハロウィンなんです。
 
なんか、仮装をして映画館に足を運んでくださる方もいて、いろいろ感慨深いです。
 
「映画を行事イベント(恒例イベント)化しよう」と言って始まった今回の再上映プロジェクトですが、これは以前もお伝えしたとおり、「文化を作る」という(僕的には)過去最大のチャレンジで、白状しますが、めちゃくちゃ細かく興行成績を見ていました。
 
文化になり さえすれば、たとえば僕がいなくなっても、『えんとつ町のプペル』という作品と、その作品に関わる人達は、生きていけるので、そこには強い興味を抱いています。
 
 
自分よりも一回り以上歳下のスタッフを雇うようになってから、やっぱり「自分がいなくなった後のこと」も考えるようになりました。
 
彼らの大切な時間をいただいていることは明らかで、そんな彼らに対して「西野がいなくなったら終わりですよ」という仕事はさせらません。
 
 
なので、繰り返しになりますが、「どうすれば西野がいなくなった後も、彼らの活動を応援できるかな?」と考えた結果、その答えの一つが「文化を作る」だったんですね。
 
 
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ハロウィンに向けてお客さんが増えている!
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そんなこんなで、「ハロウィン限定復活上映」というデタラメな企画を仕掛けてみたのですが、いろいろと面白い結果が出ていて、分かりやすいところでいうと、昨日の土曜日の集客数が、先週の土曜日の集客数を上回ったんです。
 
映画って基本、日に日にお客さんは減っていくんです。
 
 
時々、『カメラを止めるな』みたいに、口コミが広がって、盛り上がってくるケースもありますが、それにしたって、山を越えれば、最後はやっぱりお客さんが減っていく。
 
ですが、今回は、お客さんが「ハロウィンに向けて増えている」んです。
 
 
今回は再上映ですから、『映画 えんとつ町のプペル』の口コミのピークはとっくの昔に過ぎているのに、です。
 
ハロウィン当日であり、再上映最終日の今日が、どうなるか分かりませんが、「映画のイベント化(季節行事化)」の片鱗はすでに見せ始めています。
 
僕は評論家じゃなくて実践家なので、こうして自分でリスクを背負って、こうして自分で仕掛けて、その結果を皆さんに共有していくことを生業としているのですが、今回のチャレンジにまとわりついてくる結果のイチイチは、これまでのチャレンジよりも遥かに面白いものになっています。
 
 
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「ハロウィンに『えんとつ町のプペル』」は文化になるか⁉︎
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たぶん、派手なのは「本が70万部売れました〜」とか、「映画の観客動員数が170万人を突破しました〜」とか「海外の賞をいただきました〜」といったものだと思うのですが、それはもうやったし、それが刹那的なものであることも知っています。
 
 
それよりも僕は、「先週の土曜日よりも、多くの方が映画を観にきてくれた」「ハロウィン当日に向けて、お客さんが増えている」という、遠くの方に響いている「文化の足音」に興奮しています。
 
 
 
これ、本当にどうなるでしょうね?
 
とりあえず、今日が終わったら、早急に、今回の再上映の結果(数字)を集計して、その結果をサロンメンバーの皆様に共有しながら、今後の打ち手を探っていきたいと思います。
 
 
想像や願望で作るプレゼン資料と、実際のデータに基づいたプレゼン資料では、パンチ力が全然違って、やっぱり後者は強いんですね。
 
もしかすると、今年のデータを元に、来年は、もっと派手に仕掛けられるかもしれませんし、どこかの企業さんとコラボすることもあるかもしれません。
 
 
とにかく、そんなことも逐一共有していきたいなぁと思います。
 
 
 
まぁ、そんなこんなで、さまざまな思いが渦巻く中、ハロウィンがやってまいりました。
 
 
日本のハロウィンは本当に面白くて、ハロウィンの扱いって、国や宗教によって全然違っているのですが、日本のハロウィンは「大コスプレ大会」なんですね。
 
 
今は、コロナで落ち着いていますが、コロナ前のハロウィンの夜の渋谷の街の光景は、ちょっと異常で、「世界最大のコスプレの祭典」になりつつある。
 
そんなデタラメな運動が日本から起きていることが痛快で、ここは潰すのではなくて、上手に付き合って、日本を、地方を盛り上げていった方がいいと思います。
 
 
『えんとつ町のプペル』が、その歯車の一つになれるといいなぁと思いながら、今日は一日、舞台挨拶を頑張ってきます。
 
 
 
今日の舞台挨拶は、まさかの7回です(笑)
 
 
 
「30分の一人ステージを7回」と聞くと、なかなかハードな気もしますが、文化になるのであれば安いもんです。
 
 
頑張ります。
 
 
『映画 えんとつ町のプペル』の再上映は、本日が最終日。
 
 
映画館でお待ちしております。
 
 

 
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