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2021.09.10

【西野亮廣】業界の常識を覆す~『映画 えんとつ町のプペル』再上映の舞台裏~

こちらの連載は、僕のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』に毎日投稿している記事を、週に1本抜粋して、加筆修正する形でやらせていただいています。

【連載「革命のファンファーレ~現代の労働と報酬」】

映画 えんとつ町のぷぺる

第7回『映画 えんとつ町のプペル』再上映の話

オンラインサロンでは、日々の“気づき”をサロンメンバーさんに共有させていただくことが多いのですが、中には「次のプロジェクトは、こんな感じだよ〜」「そこには、こんな意図があるよ〜」といういった現在進行形のプロジェクトについて書かせていただくこともあります。
今日は、そんな回です。

Twitterの日本のトレンド1位

すでにニュースでお聞きの方もいらっしゃるかもしれませんが、『映画 えんとつ町のプペル』が今年のハロウィンに期間限定(10月22日〜31日)で再上映されます。

情報公開と同時にTwitterのトレンドでは『えんとつ町のプペル』が日本1位になり、大きな話題となりました。
本当にありがとうございます。

正直に白状しますが、今回の目的は『映画 えんとつ町のプペル』を「映画」で終わらせず、「ハロウィンの恒例イベント」にすることです。
そこに向かう為に、僕たちは何を大切にしなければならないのか?
その点について、詳しくご説明したいと思います。

上映館を絞った理由

映画を公開する時は、「なるべく多くの上映館を押さえる」が通例となっています。が、今回の再上映では、上映館をグッと絞らせていただきました。
その理由は、「今年で終わらせるつもりがないから」です。

今回の上映させていただく映画館はランダムに決まったわけではなくて、前回の「実績」に基づいて、決まりました。
「前回、たくさんのお客さんが足を運んでくださった劇場さんに再上映をお願いした」ということです。

「前回、たくさんのお客さんが来てくださった」ということは…

・その劇場さんが積極的に応援してくださっている。
・その劇場さんのまわりにファンの方が集まっている。

と考えられるわけですが、やはり、場所を選ぶ時は、そういったものが根拠になるんですね。
これは「ライブの候補地」を選ぶ時も同じです。

とてもシビアですが、「実績を出さないと、企画が通らない」という世界です。

これは、2021年のハロウィン限定上映でも同じことが言えて、ここで実績を出さないと、来年は企画が通らないんですね。
僕らは文化を作ることが目的(=来年以降も続けることが目的)なので、ここを明確にしておいた方がいい。

今回のプロジェクトの優先度は…


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