本題に入る前にお知らせをさせてください。
連日、ご案内させていただいておりますオンライン勉強会『キンコン西野と学ぶ!初心者に優しい仮想通貨勉強会!(※儲け話はありません)』の受講者数が【4400名】を突破しました。
僕らが今後『NFT』や『トークン』の実験をしていく上で、仮想通貨の基礎についての勉強会をするのですが、今回は、そちらを生配信します。
仕組みを学ぶための会議ですので、「儲かる」とかそういう話は一切ありません。
ボクも生徒として参加するのですが、勉強会は全三回です。
参加費は900円(一回300円)。
参加にはFacebookアカウントが必要です。
興味がある方は『チムニータウン BASE』で検索してみてください。
https://nishinoinc.thebase.in/items/43237764
「ブロックチェーンって、よく分からない」という人って、結構いると思うので、この機会に是非、ご参加ください。
第一回の配信は4月30日にあります。
アーカイブが残りますので、好きな時間にご覧ください。
そして、「お知らせ」というか「ご報告」がもう一つございます。
会社として(ほぼ趣味で)毎月、国内外の子供達に絵本をプレゼントさせていただく活動をしていたのですが、その活動を知ったお客様から、「西野さんの会社みたいに何百冊もプレゼントできませんが、月に1冊ぐらいなら僕もやってみたいです」とお声がけいただいたんですね。
で、……そういう需要があったりするのかなぁと思って、軽い気持ちで「えんとつ町のプペル『こどもギフト』」という絵本支援のサブスクを立ちあげたところ、たくさんの方が参加してくださって、今もコツコツを絵本を贈らせていただいております。
その御報告です。
今回は、沖縄・宮古島の、
「心愛(しんあい)保育園」
「はなぞのこどもえん」
「めぐみ保育園」
「平良(ひらら)第一小学校」
「下地(しもじ)こども園」
「上野こども園」
…に合計667冊。
そして、
滋賀県の、
「打上(うちあげ)保育園」に82冊、
岡山県の、
「宝島(たからじま)保育園」に87冊
…をそれぞれ贈らせていただきました。
絵本を受け取った子供達の様子や、子供達からのメッセージは、「えんとつ町のプペル『こどもギフト』」のグループ内で共有させていただいておりますので、ご確認ください。
そして、絵本ギフトに興味がある方は、「えんとつ町のプペル『こどもギフト』」で検索してみてください。
(※こちら→)https://salon.jp/child_gift
何卒、よろしくお願いします。
そんなこんなで本題でございます。
最近も、『いじめ』が原因で悲しいニュースがありましたし、もう千年前からこの問題って無くなってないですよね。
決して許されないことだと思います。
ただ、「いじめが起きる原因について」だとか、あるいは「いじめやめようぜ」という啓蒙活動は、いろんなところで、いろんな人が声をあげてくださっているので……ここでは、ちょっと、社会人の先輩の観点から「いじめはやめた方がいいと思うよ」という話をしたいと思います。
「やめようぜ」じゃなくて、「やめた方がいいよ」です。
結構、エグい理由なので、今、イジメをされている方や、この先、イジメをする方は是非、耳を傾けていただきたいと思います。
僕は表現活動の世界に身をおいている人間なのですが、この世界にいる人間って、基本、コンプレックスの塊なんです。
ていうか、「コンプレックス(いつか見返してやる!)をガソリンにしないと生き残れない」ぐらいの競争社会なんです。
だから、「家がメチャクチャ貧乏だった」という表現者って、結構いるんですよ。
そして、
「元・イジメられっ子」もメチャクチャいます。
なので、元・イジメられっ子の大人になった姿を至近距離で見ているのですが……これメチャクチャリアルな話ですが、イジメられっ子が社会に出て、一度、力を持ったら、「報復期間」がメチャクチャ長いです。
イジメられっ子って、基本、「あの日、受けた痛み」は一生忘れないので、イジメっ子の方は「一生報復され続ける」と思った方がいいと思います。
イジメていた期間がたとえ1年であろうと、イジメられっ子は10年経っても、20年経っても、30年経っても、基本、許さないです。
ときどき、梶原君が「昔、ファッション感覚で西野のことを叩いてきた連中にやり返そうとは思わないの?」と言ってるの聞いたことありません?
僕はあんまり他人に興味がないので、「やり返そう」とまでは思わないですが、でも、あれが普通の感覚だと思います。
「1年イジメました」
「1年報復を受けました」
「はい、終わり」
という世界線じゃないんです。
「1年イジメたら、一生報復され続ける」というのが社会の現実です。
なので、【自分が過去にイジメたことがあるイジメられっ子】が社会人になって力を持ってしまったら、基本的には、「その街では活動できなくなる」と思っておいた方がいいです。
これ、全然、大袈裟に言ってないですよ(笑)
ホントに「昨日、ボコられたんかい」という熱量で、20年前の話をして、「アイツだけは許さない」って言っている人、よく見るもん。
僕なんかは、この「恨みが消えない理由」を知りたい人間でして……飲み屋でキレていた友達の過去の確執について調べてみたんです。
表現活動している人間なので、「過去の記事とか、過去の音源が残ってるんじゃないか?」と思って。
すると、残っていたんですよ。
それは音源だったんですけど、当時の音源を聴いてみたら…昨夜、呑み屋で聞いたほどの攻撃じゃないんですよ。
もちろん、酷いことは言っているんですけども、そこまで強烈な暴力じゃないんです。
でも、友達の怒りに嘘はないんですね。
これ何かというと、おそらく悪い方向に「思い出補正」がかかってるんだと思います。
たぶん、当時受けた仕打ちを人に話す度に、若干、盛っちゃっているです。
でも、何度も話しているうちに、それが事実になってる。記憶が更新されているわけですね。
「イジメられた側は覚えてる」という台詞をよく聞きますが、たぶんアレは「6」受けた分ダメージを「6」で覚えているわけではなくて「10」ぐらいのダメージとして覚えてしまっていて、月日が経つごとに、そこの数字は上がっていっちゃう。
だから、実際問題、イジメっ子からすると「そこまで殴ってないじゃん」みたいなことになるのかもしれませんが、「時すでに遅し」ですね。
勿論、人として「イジメやめようぜ」という気持ちはありますが、それもそうだけど、「『イジメ』というのは地雷すぎるからやめておいた方がいいと思うよ」という話です。
自分の生活圏に地雷を埋めているようなもんです。
繰り返しになりますが、「イジメられっ子の報復」は一生続くから、そのことはよくよく覚えておいてください。
あと、これはエンターテイメントをやっている人間から言わせていただくと、『イジメ』なんかよりも、エンタメで世界と戦う方が1000倍怖いし、1000倍楽しいので、腕っぷしに自信があるのであれば、そんなのはとっととやめて、どうぞ、こっちの世界に来てみてください。
そんなこんなで「イジメはマジてやめておいた方がいいよ」という話でした。
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