本題に入る前にお知らせをさせてください。


今年5月に発売を予定している西野亮廣の絵本最新作『みにくいマルコ  ~えんとつ町に咲いた花~』のご予約がAmazonさん、楽天さん等で始まっております。

https://www.amazon.co.jp/dp/4344037073/ref=cm_sw_r_cp_apa_glc_i_KTH2MX9JR194AD0ZD3MX 


 
先日、『みにくいマルコ』の文章部分の最終の直し作業があったんです。「校正チェック」と呼ばれる作業です。



絵本の場合、少し特殊で、大まかに言うと「文章を書いて、絵を描いて、文章を直す」という作業工程になるんです。


というのも、たとえば、主人公マルコの目の前に金色に輝く町が広がる絵を描いた時に、「マルコの目の前には金色の町が広がりました」という一文は本当に必要なのか?という問題が出てくるじゃないですか?


金色の町が広がっていることは、すでに「絵」で説明してしまっているので、表現が重複してしまうことになる。


それでも必要な場合があったりするのですが、それは「絵の出来」で判断するんするんですね。


というわけで、絵が95%ほど出来上がったこのタイミングで文章の最終直しをやったわけですが、こんなこと言うのアレなんですけど……『みにくいマルコ  ~えんとつ町に咲いた花~』、面白いです!

いや、ホントに!


『えんとつ町のプペル』同様、ストーリーは超超超王道です。僕は王道が好きなんです。


『みにくいマルコ』の制作の途中に、コロナと映画公開が挟まったので、少し距離が出来て、そのことによって余計に冷静に見ることができたのですが、なんかホントに面白かったです。


性別、年齢関係なく本当にオススメです。是非、一家に一冊、おいてみてください。


こちらの作品は『キンコン西野のサイン本屋さん』というオンラインショップで、サイン本のご予約も承っております。


西野が注文を取り、サインを入れて、梱包し、配送する…という涙ぐましい内職を粛々と続けております。

サイン本をお求めの方は是非、サイトをチェックしてみてください。

https://nishino.thebase.in/items/28763178 


 
そして、お知らせおもう一つ。


4月19日に開催するオンライン講演会『【教えて西野先生!】親子で学ぶ!とっても大切なお金の話』の受講者数が【4200名】を突破しました。


なんか、たいして何も考えずに毎日キチンと告知を続けていたら、すごい人数になってきました。

もしかしたら、5000人に到達するかもしれません。

講演会では、なかなか珍しい規模になりそうです。
本当にありがとうございます。

 

 
こちらの講演会では「学校では教えてもらえないけど、生きていく上で絶対に知っておかなくちゃいけない『お金』の超超超基本」について真面目にお話ししたいと思います。

お金リテラシーが高い人からすると、「いやいや、そんなことは知っているよ」という話ばかりをするので、間違って受講しないでください。


なんか、日本って、お金の話をするのと「汚い」みたいな雰囲気になるじゃないですか?

表現活動をしていると、そのあたりの感じはもっとキツくて、「金の為にやっているのか?」みたいな論調になる。


ここに関してはキチンと「夢をみ続ける為に、挑戦を続ける為にやっているんだよ」と真正面から反論したいと思っています。


「事実、その問題を後回しにしたキミは、もう挑戦できなくなっているだろう?夢を追えなくなってきているだろう」と。


この問題は、最近、深刻度を増しているなぁと思っていて、それこそコロナ前とかは「クラファン? 詐欺だぁ〜」「オンラインサロン? 宗教だぁ〜」という面白がってイジっていた表現者が軒並み食えなくなってきていて……分かりやすいところでいうと「YouTube? 都落ちじゃ〜ん」とイジっていたタレントが1000年遅れでYouTubeを始めて、誰からも応援されずにくすぶり続けている…みたいな事故が各地で多発しているじゃないですか?


これを「自業自得だ」と片付けることは簡単なんですけども、プライドで身動きがとれなくなる前に知識を仕入れておけば防げた事故なので、今回の講演会では小学校高学年〜お爺ちゃん&お婆ちゃんを対象にお話ししたいと思います。


チケットは800円です。

視聴にはFacebookアカウントが必要なので、ご了承ください。
チケットをお求めの方は「CHIMNEY TOWN BASE」で検索してみてください。

(※こちら→)https://nishinoinc.thebase.in/items/41731695 



宜しくお願いします。

そんなこんなで本題です。



by 西野亮廣エンタメ研究所 



 

今日は「勉強」をテーマにお話ししたいと思います。

 
僕はよく「子供の頃はどんな子だったんですか?」と聞かれるんですね。


僕の会社で一緒に働いているスタッフが学生時代の同級生だったり、僕のオンラインサロンにも僕の幼稚園とか小学校からの幼馴染がいたりするので、もし彼らと会う機会があれば聞いていただきたいのですが……基本、今と何も変わらないです。
ビックリするぐらい同じです(笑)

 
ただただ面白いことが好きなバカです。

 
毎日、山で秘密基地を作ったり、
川でエロ本を拾ったり、
ザリガニ釣りをしたり、
クスノキからクワガタを引き剥がすことに命をかけたり、
日が暮れるまでドッジボールをしたり、
なんか、毎日忙しそうにしてました。


友達を40人ぐらい誘って、皆で学校をサボって近所の「猪名川」の河原に行って、早朝から「イカダ作り」に精を出して、なんと40隻のイカダがスタートラインに並ぶ「イカダレース」をしたりしました。


母ちゃんに「今日は学校を休んで友達とイカダレースをするから」と伝えた時に、1ミリも反対されなかったので、たぶん、大人との距離の詰め方も上手くやっていたのだと思います。



絶望的だったのが学校の成績です。



多田中学という一学年250人ぐらいの学校に通っていたのですが、僕は「実力テスト」の結果が下から五番目ぐらい。
これはテストを休んだ人も含む順位なので、純粋な実力でいうと最下位だったかもしれません。

 
本当に勉強ができなくて、これがまた、不良だったり、不登校だったら、言い訳もつくのですが、残念なことに、僕は学校が大好きで、毎日学校に通って、毎日授業を受けて、毎日先生の話を真面目に聞いて、その上でバカだったんです。


疑いようのないバカです。
まごうことなきアホです。


先生の話が全く理解できなくて、当時は「ああ、勉強って面白くないなぁ」と思っていたのですが、この世界に入った途端、FR2の石川涼さんが聞かせてくれる人間心理の話や、チームラボの猪子さんが聞かせてくれるアートの話や、ブロードキャストの房野くんが聞かせてくれる歴史の話がメチャクチャ面白くで、「もっとください。もっとください」となっているんですね。


そういった話を聞いた帰り道には、関連書籍を買ったりしているんです。





ここでようやく、「勉強が面白くないのではなくて、『面白くない勉強』が面白くない」ということに気がつきました。


よくよく考えたら、学校で「古文」を教えてくれた先生に、休み時間に話しかけに行くようなことはなかったんですね。

先生の普段の立ち振る舞いに魅力を感じなかった。

 
一方で、高校の美術の先生は面白くて、休み時間とか放課後とかに話しかけに行って、そういえば美術の授業は面白かったです。
そして、美術の成績だけは良かったです。




僕みたいなバカは「面白い」が後回しになっていると、情報の質がどれだけ良くても、入って来ないんです。

それでいうと、学校って、教室の作りから何から何まで軍隊みたいで、「面白い」が後回しにされているじゃないですか?
「勉強」が「面白い」の対極にある。
僕みたいなバカは「面白い」の延長に「勉強」を置いてくれないと、どうにもこうにもならんのですわ。
#関西人



ならば、自分の理想の学校を作ってみようと思って、不定期開催ではありますが「サーカス!」という学校を数年前に作ってみました。

中田あっちゃんのYouTube大学の原型になったやつです。
「サーカス!」は第一回から中田あっちゃんとやってます。


チケットは毎回SOLDOUTで少しずつ会場が大きくなってきて、昨日、発表されましたが、今度は「日本武道館」で開催することになりました。

 


11月8日です。


チケット発売はまだですが、予定は空けておいてください。

日本武道館全体をプラネタリウムみたいにして、大きな星空の教室にしようかと思っております。


今日のまとめとしては「勉強が面白くないわけじゃなくて、『面白くない勉強』が面白くない」ということで、これは「本が面白くないわけじゃなくて『面白くない本』が面白くない」というのと同じですね。


なので、お父さんお母さんが言う「勉強しなさい」「本を読みなさい」というのは、トラウマを植え付ける作業になっていて、本質的じゃないなぁと思います。

 
 
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