本題に入る前にお知らせをさせてください。

5月末に発売される僕の絵本最新作『みにくいマルコ  ~えんとつ町に咲いた花~』の予約がAmazonさん、楽天さん等で始まっています。

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こちらは、『映画 えんとつ町のプペル』から3年後の世界が舞台となっておりますが、物語が繋がっているわけではないので、映画をご覧になられていない方でも楽しんでいただけると思います。

そして、オンラインショップ『キンコン西野のサイン本屋さん』の方で、サイン本のご予約を承っておりますので、サイン本をお求めの方は『キンコン西野のサイン本屋さん』で検索してみてください。

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受注を受けて、サインを入れて、梱包して、配送する…という鬼のような内職をしております。
宜しくお願いします。



そんなこんなで、本題です。



「やっぱり鬼滅の刃は最高だった」

キンコン西野が見た。『日本アカデミー賞』と、その先の未来。

by 西野亮廣エンタメ研究所 



昨日、『第44回 日本アカデミー賞』がありました。


アカデミー賞はテレビで見るもので、まさか自分がそんな立派な場所からお呼びがかかるなんて思ってもいませんから、TPOがイチイチ分かりません。

まず、何を着ていったらいいか分からない(笑)


そこで、式の前日に「アカデミー賞、衣装」で調べてみたのですが、男性はほとんどタキシードなんです。

時々、個性派俳優さんが個性的なファッションで出席されていますが、僕は「スタッフ」としての参加ですし、誰も西野のファッションなんか求めていません。


僕、あやうく、キングコングの真っ赤な漫才スーツで出席するところだったんです。

大事故を起こすところでした。


衣装は「タキシード」の一択となったわけですが、タキシードなんて持っていないじゃないですか?

慌てて、新宿のデパートに行って、タキシードを買って、その足でアカデミー賞の会場に向かいました。


タレントさんは、スタイリストさんと、メイクさんの同行が認められていたと思うのですが、コロナの関係で、会場に入れるスタッフがギリギリまで制限がかかっているので、製作総指揮の西野のマネージャーは入れません。


なので、「招待状」を持って一人で会場をウロウロしていたわけですが、「西野さん」と声をかけられて、そこで、スタジオ4℃の廣田監督と、アニメーション監督の佐野さんと、今作品でずっと一緒に伴走してくださった電通に福山さんがいて、ようやく友達に会えました。



で、放送をご覧になられた方はご存知かとは思いますが、これもコロナの関係で、俳優さん達がスタンバイする場所と、技術スタッフがスタンバイする場所は、別室で、レッドカーペットを歩いた後は、アカデミー賞優秀賞の受賞者の席に座るわけですが、そこには頼みの綱の廣田さんも、佐野さんも、福山さんもいないんです。


僕、勝手なイメージですが、円卓を囲んで、お酒を呑みながら、賞を見れると思ったら、そうじゃなかったんです。


去年と今年はコロナの関係で飲食がなく、たくさんお酒を呑むつもりで、事前にウコンの力を飲んでいったのですが、結局、椅子の下に置いてあったペットボトルの水をちびちび飲んでました。


ウコンの無駄遣いをしたのは生まれて初めてです。



そんなこんなで授賞式が始まったわけですが、

今年、映画を公開することの恐怖や痛みを僕もよく知っているので、会場にいる全ての映画関係者と、勝手に戦友みたいな気持ちになっちゃって、ひたすら拍手を贈っていました。


そして、各部門の最優秀賞の発表を見届ける度に、なんかムクムクと僕も賞を欲しくなってきちゃって、「僕も欲しくなってきた」というか、スタッフの皆様が朝から晩まで頑張ってくださった姿を見ていたので、そこを「最優秀賞」という形で労うことができたら最高だなぁと思いました。


結局、アニメーション部門の最優秀賞は『鬼滅の刃』だったのですが、名前が読み上げられた瞬間は、「悔しい」という気持ちを上回る「そりゃそうだよな」という気持ちが湧いてきて、気がついたら全力で拍手をしていました。

「ありがとう」という気持ちに近かったです。


作品の内容が素晴らしかったのは言うまでもありませんが、やっぱり、今年、『鬼滅の刃』という作品と、その作品を支えるスタッフの皆様が映画界に与えた影響は大きかったし、『映画 えんとつ町のプペル』もその恩恵を受けました。


M-1でサンドイッチマンさんが優勝した時も、僕はその隣にいたのですが、あの時と同じような気持ちです。


「だって、最高だったもん」という。


『劇場版 鬼滅の刃 ~無限列車編~』に携わられたスタッフの皆様には本当に感謝しています。
そして、おめでとうございます。



自分達の部門の発表が終わった後も『アカデミー賞』は続きます。
ずっと見ていると、分野ごとに細かく賞が設けられている実写映画の皆さんのことが羨ましくなっちゃって、「『声優賞』も欲しい!」とか「アニメーション賞も欲しい!」とか思っちゃいました。


アカデミー賞のスピーチでは、ときどき、「〇〇賞を作ってください」と訴える監督さんがいらっしゃいますが、今になると、その気持ちがよく分かります。


まさか映画は自分一人で作っているわけじゃないので、やっぱり、一緒に頑張ってくださったスタッフの皆さんを労いたいんです。


授賞式が終わって、廣田さんや、佐野さんや、福山さんと合流して、お三方の晴れやかな顔を見た瞬間に、「いや、やっぱり、この人達に最優秀賞を獲らせてあげたかったな」という気持ちが湧いてきました。

やっぱり悔しさもあったみたい😊


そのレポートは、『映画 えんとつ町のプペル』の公式ホームページにアップされておりますんで、是非、チェックしてください。


 



また同じチームで、今度は、もっともっと面白い作品を作りたいと思います😊



コロナという大変な制限がかかる中、映画を作ってくださった方、映画を届けてくださった方、映画を観に来てくださった方…全ての映画関係者に感謝します。

本当にありがとうございました。



そして、僕らには感傷に浸っている時間なんてありません。


4月1日からは台湾で上映がスタートします。

さっき、台湾版の1分半CM(YouTube)が送られてきました。



向こうの声優さんに吹き替えをしていただいているのですが、この台湾版吹き替えのルビッチとプペルの声が超絶可愛すぎる!!


プペルはスットンキョウな声をしていますし、ルビッチの声はなんかもう、すでに泣けるんです。

映画をご覧になられた方は、イメージがつきやすいと思います。


「あ〜、この声で、あそこの台詞を叫ばれたら、泣いちゃうなぁ」と。

是非、チェックしてみてください。
もう、本当に最高です。


そして、ご家族やお友達に、台湾にお住いの方がいらっしゃったら、是非、このYouTubeのリンクを送っていただけると嬉しいです。

 
『映画 えんとつ町のプペル』は、国内でもまだまだ上映していますが、海外も徐々に仕掛けていきますので、宜しくお願いします。


  

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