本題に入る前に近況報告をさせてください。
2つあります。

一つ目は、毎度お馴染みとなっておりますクラウドファンディング「SILKHAT」内で募集させていただいております『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』の受講者数が9100名を突破しました。

こちらの講演会では「今の時代の人の巻き込み方や、モノの届け方」について、一歩踏み込んだ内容をお届けしようかと思っているのですが、募集締め切りまで「あと8日」と迫って、受講者数が9100名です。

下手すりゃ「1万人」を突破するかもしれなくて、1万人って「日本武道館」のキャパじゃないですか?

こういうのも一つ一つ整理した方がいいと思っていて……たとえば、僕のオンライン講演会を開催する際、スタッフは一人なんですね。
何か配信トラブルが起きていないかどうかをチェックするマナージャーが一人だけです。
事前準備も後片付けもない。

人件費は、「大人一人」「1時間半分」です。
生々しい話、経費はウン千円で済む。

これを「日本武道館」でやろうと思ったら、当日の動きの打ち合わせから、準備、本番、後片付け…と、数百人のスタッフを何日間も拘束することになるわけじゃないですか。人件費だけでも、ウン百万円がかかって、会場代や、セット費なんかもかかってくる。

それでも僕なんかは、利益度外視で、そういうことをやりたい人なので、コロナが終息しても、それをやると思うのですが、「有料のオンライン講演会が成立する」…もっと言うと、皆が有料のオンライン講演会に慣れれば慣れるほど、「オンラインでええやん」と考える人は増えるわけです。

コロナが終息したからといって、イベントホールやライブハウス、もっと言うと、そういった会場の近隣のお店、交通業界には明るいニュースばかりが残るわけじゃないなぁと思っています。

よく、「交通業界の競合はZoomだ」と言われますが、今のうちから、「それでもオフラインじゃなきゃダメな理由」を用意しておかないとマズイことになると思っていて…それはそれで命懸けでヒリヒリして楽しそうなので、映画が一段落ついたら、今度は劇場を作ってみたいと思います。
この話は、またサロンの方で話させていただきます。


話が脱線してしまいましたが、そんなこんなで、『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』に興味がある方は、クラウドファンディング「SILKHAT」のプロジェクトページから、ご参加ください。

 



そして二つ目。

こちらのお知らせはサクッと済ませます。
お知らせというか、前もって謝罪です。

明日、12月11日にですね、ホリエモン主催のミュージカル「クリスマスキャロル2020」に出させていただくんです。

ポイントゲストなので、ステージに出るのは本当に一瞬です。
じゃあ、西野はどこにいるかというと、ほぼ「客席」にいるんですね。
「客席」で呑んだくれるわけですが、毎年、ほぼ100%の確率で酔い潰れているんです。

でもって、映画公開前のこのタイミングで、僕、ひどい寝不足なんです。

何が言いたいかというと…

「明日の西野は酔い潰れないわけがなく、確実にご迷惑をおかけすることになると思うので、先に謝っておきます。ごめんなさい」

です。

 
ちなみに、西野が酔っても、大声を出してハシャいだり、酒癖が悪くて、悪態をつきまくったりすることはなく、基本的には、終始ニヤニヤデレデレしているだけなので、危害を加えることはありませんので、そのへんは安心していただけると。

明日は、ニヤニヤデレデレしながら、ステージの役者さん達を応援しようと思います。

 
ホリエモン主催のミュージカル「クリスマスキャロル2020」に興味がある方は、公式ホームページをチェックしてください。

 
※ホリエモンミュージカルに参加して、酔っ払い西野に迷惑をかけられたい方はコチラから↓

  

そんなこんなで、本題です。

 

もちろん、まだ噂レベルではありますが、もし本当だったら、ちょっと「ギョッ!」とする内容です。

今、吉本興業がオンラインサロン事業を始めるんじゃないか?という噂がフワッと出てきているんです。

 
まず、僕のスタンスを明らかにしておくと……吉本興業が、お笑い芸人が大体的にオンラインサロンを始めるなら、僕は全面的に協力します。

それもあって、ここで宣伝もかねて、こんな話をさせていただいております。
絶対に応援します。

 

もう一度、念を押しておきますが、これはあくまで噂レベルの話なので、確定事項として聞かないでくださいね。

 

で、吉本興業が、芸人が「オンラインサロンを始める」というのは、どういうことかというと、「自分達が活動していく上でオンラインサロンが必要になってきた」というわけじゃないですか?

必要じゃないものは立ち上げないので、そういうことですよね。

自分達のお笑いや、表現を届け続ける上で、『ダイレクト課金』というものが必要になってきたから、オンラインサロンビジネスに着手すると思うのですが……もう皆さん、お気づきの通り、「あなた達、散々、否定してたじゃん」なんです。
「新手の詐欺だの、信者ビジネスだの、散々、言ってたじゃん」なんです。

 

ちなみに、オンラインサロンに関しては、今から5年前に吉本興業に「一緒にやらない?」と話を持ちかけて、「よく分からないから、嫌だ」と断られて、今に至ります。

もう僕は個人でやっているので、今さら、吉本興業と共同運営するつもりもありませんし、売り上げを折半するみたいなこともしません。

僕のサロンの売り上げは、エンタメ投資と、被災地支援と、貧困国の支援と、シングル家庭や児童養護施設等の支援に使います。

 

ちなみに、クラウドファンディングも、吉本興業がサービスをスタートさせる5年前に、話を持ちかけてるんです。

実は、その時も、芸人さん達から「新手の詐欺」だの「信者ビジネス」だの散々言われた歴史があって、で、今、芸人さんは普通にクラウドファンディングをやっています。

 

僕が言いたいことは一つです。

 

メチャクチャ応援しますし、いくらでも相談にものります。

ただし、

「知らないものを否定して、結局、自分の首が締まって、命からがら、あの日、否定してしまったものを5年遅れでやる」

という歴史をずっと繰り返しているので、今後はもう、知らないものは否定しちゃダメ。

これは全吉本芸人と、全吉本社員に言っています。

 

細かく言っていくと長くなるから割愛させていただきますが、どの業界にも「先行者利益」は確実にあります。

5年遅れたら、「5年遅れた分の罰」が存在します。
芸人には、そんなものを背負って欲しくない。

 
あと、これはもう、かなり個人的な願いなのですが、芸人を名乗るのならば、誰よりも挑戦して欲しいです。
他人が渡って安全が確認できた石橋を最後に渡るのが芸人であって欲しくないです。


真っ先に飛び込んでいって、
そこでズッコケたらズッコケたで、ネタにして、
その無様な姿を見せ続けるのが芸人じゃないですか。

 
なので、今後、知らないものがあったら否定するんじゃなくて、まずは飛び込んで欲しい。

芸人が最先端であって欲しいです。
 

僕が子供の頃に憧れた芸人は、誰もやっていないことを、一番最初にやる人だったので、そうあって欲しいです。
僕の願いです。
 

吉本興業がオンラインサロン事業を始めるという噂が本当かどうかは、まだ分かりませんが…「なんか、オンラインサロンって稼げるらしい」という感じで始められるのであれば確実に失敗するので、一度、ご相談ください。

やっぱり、面白いものが増えた方がいいし、食っていける芸人が増えた方がいいので、そこは、できるかぎり応援します。

 

西野亮廣(キングコング)




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