本題に入る前に、近況報告からさせてください。

2つあります。

まずは、毎度お馴染みとなっております、クラウドファンディング「SILKHAT」内で募集させていただいております『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』の受講者数が8800名を突破しました。本当にありがとうございます。

こうして毎日毎日告知させてもらっているわけですが、「よくモチベーションが続きますね」とか言われるんです。

「どんなモチベーションでやってるんですか?」とも。

その返事をさせていただくと、これまでも何度も申し上げておりますが、この『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』には、特典として、映画『えんとつ町のプペル』の前売り券が3枚付いてくるんですね。

「前売り券が3枚付いてくる」というか、こちらの講演会の参加料金は、「ほぼ前売り券3枚分の値段」だったりします。

で、毎日100名ペースで受講者が増えていくんですね。
映画のチケットでいうと、毎日300枚ずつハケていっている感じです。
そこで、想像するんです。 「300人キャパの映画館」を。

「僕は、毎日300人キャパの映画館をコンスタントに完売させている」と考えた瞬間に、「結構、頑張ってるなぁ」と思えるんですね。ちょっと前向きになれる(笑)

 
映画に限らず、集客が絡んでくるものって、どこかで臨界点を迎えるわけじゃないですか?

人は、「人が集まっているところ」に集まることは皆さんも経験されていると思うのですが、御多分に漏れず、映画にもそれはある。

臨界点がどこなのかは分かりませんが、こうしてコツコツと前売り券を売り続けて、臨界点に向かっていることは分かっている。

もしかすると、臨界点は、まるで届かない位置にあるのかもしれませんが、こうして前に進んでいることが確認できるだけで、救われるんですね。

アレもコレも「蓋を開けてみないと分からない」という状況の中、頼れるものって「前に進んでいる」ということぐらいしかないんですよ。

モチベーションというよりも、「不安な時に占い師に頼る」みたいなノリです。
本当に解決するかどうか分からないけど、占い師に「大丈夫」と言われたら、ちょっと安心して、歩けるじゃないですか?

あの感じです。

 

そんなこんなで告知させてもらっております『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』に興味がある方は、クラウドファンディング「SILKHAT」のプロジェクトページから、ご参加ください。

 

 
そして、近況報告の2つ目です。

映画『えんとつ町のプペル』の公開を記念して、ローソン、HMV、ユナイテッドシネマ限定カバーの絵本『えんとつ町のプペル』の発売が開始しました。


詳しくはローソンさんの公式サイトをご確認いただきたいのですが、コレ用に、カバーを作らせていただきました。

 
 

誰がどう見ても「映画」が絡んでいることが分かる表紙です。

もちろん、たとえ評判でも作り続けるわけじゃなくて、映画公開時期の今しか買えないやつです。

時間が経てば経つほどプレミア感が出る代物となっているので、2020年を共に生きた記念に、是非、ゲットしてみてください。

取り扱い店はホームページでご確認いただきたいのですが、ローソン、HMV、ユナイテッドシネマの各店舗で販売しております。
よろしくお願いします。



 

そんなこんなで、今日の本題です。

 
今日は、もうメチャクチャ、シンプルな内容です。
 
昨日、たまたま見つけたのですが、どうしても、皆さんに見ていただきたい動画があるんです。



先輩芸人のダイノジさんが新たに立ち上げられたYouTubeチャンネル『ダイノジ中学校』の動画で、『えんとつ町のプペル』の解説をしてくださっているのですが、「これはキングコング西野君の話でもある」というところから始まるんです。

当時、お笑い芸人が「村社会化」していたところに切り込んでいて……もうね、内側の人間しか知らない話をバンバンしちゃっているんです(笑)。

動画の中で話されていたことなので、言っちゃうと……僕らの劇場の楽屋って、「ついたて」のような壁で区切られていて、上は空いているんですね。

 
で、僕はその当時、楽屋の外…劇場の一番隅の荷物置き場みたいなところで、出番の合間を縫って、絵本を描いていたんです。
1冊描くのに何年もかかる絵本です。

そうすると、楽屋の中にいる先輩芸人さん達が僕の悪口を僕に聞こえるように言うんです。

僕は聞こえないフリをしながら絵を描くわけですが、無理があるんです(笑)。
楽屋の上が空いているから、絶対に聞こえるんですよ。

時々、梶原君が「よく、あの時の先輩達に、やり返そうと思わないな」と言っているところを見たこともある人もいるかもしれませんが……あの頃、その劇場にいる芸人・スタッフ全員が、その声を聞いているんです。

もちろんダイノジさんも。

それでも芸人は村社会だから、上がそれをすると誰も何も言えない。
 

 
ちょっとガッカリしません?

僕は当時、ひどく失望しました。
僕が憧れたお笑い芸人って、こんなにネチネチした生き物だったのか、と。
誰もやったことがない挑戦を応援して、失敗したら笑い飛ばしてくれる人達だと思っていたけど、実際は違ったんですね。

 
結果的に、その時の経験が『えんとつ町のプペル』に繋がるわけですが、その話をダイノジさんがされているんです。
そして、そこで話されていることが全部リアルなんです。

 
この話って、芸人の楽屋に限らず、日本中のあらゆるところで起きていることだと思います。
なので、かなり刺さると思いますし、最後のダイノジさんの言葉に励まされると思います。
 
僕は、励まされました。

 

でね。

この話を受けて、思い出したことがあるんです。

かなり前向きな話なのですが、ダイノジさんがお話しされていたようなことは、たしかにあったんです。
皆、昼ドラばりにネチネチしてたんです。
皆、「あいつ、イタイなぁ」って口癖のように言っていた。

僕は、心の底から「気持ち悪いなぁ」と思っていました。
あと、「この人達、あんまりモテないだろうなぁ」とも思ってました。

ただ、そうやってネチネチと言ってきた先輩方って、今、あんまり活躍されていないんです。

一方で、僕は華丸大吉さんやブラマヨさんにネチネチ言われたことが一度も無い。
フットボールアワーさんやロザンさんに言われたこともない。

華丸大吉さんやブラマヨさんやフットさんやロザンさん……他にも何組かいましたが、その人達は皆、「へぇ〜、お前はそういうやりう方なんやな。俺はこうする」といった感じで、『他人は他人、自分は自分』で割り切っていて、ひたすら自分に時間を使い続けていて……今、そういう人達が残っている。

 
これって「希望」じゃないですか。

長いスパンで見た時に、自分に時間を使い続けた人が活躍している。
これが逆の結果だったら、夢も希望もありゃしなくて、「長い物には巻かとけ」となりますが、そうじゃなかった。

なんか、そういうこともひっくるめて、色々考えさせられて、最後は前向きになれる動画でした。

 『ダイノジ中学校チャンネル』です。
是非、ご確認ください。




 
 
 
 

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