映画『えんとつ町のプペル』の制作が佳境に差し掛かっております。

まぁ、「佳境」というと聞こえはいいのですが、オブラートを全て外すと、「スタッフ全員が締め切り前で死にかけている」と表現した方がいいかもしれません(笑)




コロナの影響は少なからずあって、今年の春先からは「ソーシャルディスタンス」だの「リモート」だのが取り入れられたので、予定していた感じで進めることはできなかったんです。



ただ、コロナがマイナスに影響したかというと、個人的にはそうでもないと思っていて……たしかに「できなくなったこと」は山ほどあったのですが、それによって「望むところだ」と燃える人種がいるんですね。僕です(笑)




たとえば、もともとは「映画『えんとつ町のプペル』のストーリーを映画館で喋る会」と題して、今年一年かけて、全国行脚をする予定だったのですが、それがコロナによってできなくなってしまった。



そこで映画『えんとつ町のプペル』の認知度を上げて、そこでコツコツと映画の前売り券を手売りする予定だったんです。


でも、そんなことはもう慣れっこで、毎日バカみたいに挑戦を続けていると、上手くいかないことだらけなんですね。



今回のように外からの力によって挑戦を止められてしまう場合もあるし、自分の実力不足や自分の失敗で挑戦が止まってしまう場合もある。


そんなことで、いちいち凹んでいたら、身体がいくつあっても足りないので、大切なのは「秒速で切り替えること」。


「しゃあない。次!」というやつです。





全国の映画館を回れなくなったことが決まった2秒後には、「オンライン」できることを探って、翌日には映画『えんとつ町のプペル』のチケットを子供達にプレゼントするクラウドファンディングを立ち上げて、そのリターンで、「オンラインで映画のストーリーを全部喋る会」をおこなったり、「オンライン講演会」をおこなったりして、結果、全国行脚した場合よりも多くの人に作品の内容届けることができて、全国行脚した場合よりも多くの人に前売り券を販売することができました。


 

【全国の子供達に映画をプレゼントしたい】

https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/1921






広報活動だけでなく、アニメーションの制作現場でも同様の動きは起きていて、もちろん大変なことも多いですが、「コロナなんかに負けるもんか」という気持ちが生まれたことはチームにとってはプラスだったと思います。


そして、こんな中で挑戦をしているからこそ応援してもらえている部分も多分にあって、あらためて映画『えんとつ町のプペル』は2020年に公開されるべき作品なのだと確信しました。




僕らの挑戦が、誰かの励みになると嬉しいです。




さて。そんな中、今日はアフレコ収録の最終日です。



梶原君が初日だったのですが、あれが確か9月23日だったと思うので、(毎日おこなったわけではないですが)ナンジャカンジャでアフレコ収録は20日間ぐらいですかね。


これは胸を張って言えますが、全役、ハマり役です。



ハマり役も何も、そもそも脚本執筆の段階から、「このキャラクターは、この役者さんに演じてもらいたい」という感じでアテ書きしていたのもあって、ここに関しては、「脚本」と、そしてキャスティングの決定権を持っている「製作総指揮」を兼ねていたのが完全にプラスに働きました。


今はもう、早く皆様に届けたくてたまりません。

映画『えんとつ町のプペル』の声優さんの発表は、今月の20日。



本予告とよばれる1分半のCMと、本ポスターよばれるメインビジュアルと同時に発表されます。

映画館では、一足先に、(たぶん16日頃から)ポスターやらフライヤーが出回ると思うので、早く知りたい方は、そちらから情報を収集してみてください。


「♯えんとつ町のプペル」でエゴサーチしまくっていたら、映画館に足を運んだ方からの情報がキャッチできるかと思います。



公式発表は20日なので、この話は聞かなかったことにしてくださいね😁



何度でも言いますが、2020年はもう皆、たくさんたくさん泣いたので、最後はハッピーエンドで終わらせます。



世界はすっかり夢や希望を持ちにくくなりましたが、「徹底的な根回しをして、死ぬほど努力をすれば、なんとかなる」というところをお見せして、それを皆様の希望とさせていただきます。


めちゃくちゃ頑張ります。



映画公開は12月25日、クリスマス。

この日は絶対に空けておいてください。というか、今のうちから一緒に行く人に声をかけておいてください。


このクリスマスの夜にYouTubeで生配信をしようと思います。



この配信で、映画を観た人に向けて「実は、あのシーンには、こんな裏があって」という話をしたいので、それまでに観ておいてください。


そんなこんなで、アフレコ収録最終日。

行ってまいります。



今日もメチャクチャ頑張ります。

あなたも頑張って。






▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるのはオンラインサロン(ほぼメルマガ)はコチラ↓

https://salon.jp/nishino



▼Instagram版はコチラ↓

https://nishino73.thebase.in/items/25497065