(2020年6月1日放送)そろそろSNSの「分断」が始まる/ Voicy - 今日を彩るボイスメディアもっと詳しい話はコチラ↓https://salon.jp/salons/view/1hc1srjr-johu-o7eg-33xn-r8u88p2slizfリンクVoicy - 今日を彩るボイスメディア

 



僕は現在6万2000人のオンラインサロンを運営しています。

この「6万2000人のオンラインサロン」と「SNS(YouTube)のフォロワーが6万2000人」の違いは「コミュニティーである」という点です。

 

コミュニティーというのは、「そこに属している者同士が交流を取ろうと思えば取れる状態」を指します。

 

たとえば、カジサックのYouTubeチャンネルを登録しても、カジサックのYouTubeチャンネルを登録している人同士で、会ったりすることは“基本的には”ありません。


カジサックが「オフ会をしよう!」と声をかけて、カジサックという待ち合わせ場所に集まった者同士で「あ、どうもどうも」的なことはあっても、カジサック抜きに会うことって、あんまり無いですよね。

 

オンラインサロンというのは「コミュニティー」なので、(もちろん全員が全員じゃ無いですが)サロンメンバー同士の交流があったりします。


「サロンメンバーがやっている店にサロンメンバーが行く」みたいなことです。




オンラインサロン | 西野亮廣エンタメ研究所キングコング西野亮廣が運営する会員制コミュニケーションサロン「西野亮廣(にしのあきひろ)エンタメ研究所」。キングコング西野亮廣が考えていることや今後の作戦会議、悩み相談などをメインに話し合います。リンクオンラインサロン | 西野亮廣エンタメ研究所

 


サロンメンバー同士の飲み会もあるし、今だと「お仕事のマッチング」とかもしているので、「サロンメンバーの会社で、サロンメンバーが働く」ということもあります。

そこに人と人との交流があるわけですから、サロンメンバー同士で付き合うことも、結婚することもある。

ちなみに僕はサロンメンバー同士の結婚式に遊びに行ったことがあります(笑)

 


もちろん、メルマガとして利用していただいている人もいて、そういう人は「メンバー同士の交流」を求めていません。


僕自身、いくつかのサロンに入らせてもらっていますが、基本的には「読み物」として楽しんでいて、そこでメンバーさんと交流したりはしていませんが、交流しようと思ったら、交流できる環境にはあります。

「コミュ二ティー」って、そういうことです。



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コミュニティーオーナーの仕事

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僕たちは、たった数名の家族でも揉めることがあるし、夫婦・恋人という「たった二人」という単位でも揉めることがあります。


これが6万2000人となると、当然、そのリスクは高くなります。


「そこをどう防ぐか?」というのがサロンオーナーの腕の見せ所です。

そんな中、僕が6万2000人のコミュニティーを運営する上で、最も気をつけていることは、「責任を人に押し付けない」ということですね。

 

たとえば誰かが問題を起こした時に、「問題を起こしたヤツが悪い」という結論に持っていかないんです。

「何故、その人に問題を起こさせてしまったのか?」という感じで、「問題を起こさせた環境に問題がある」と考えるんですね。


「人に問題がある」としてしまうと、その瞬間、リスクが6万2000個になってしまうので、とても対応しきれないからです。

なので、人に問題を起こさせてしまう環境に問題があるとして、環境の改善を務めるんです。

 

「ヒューマンエラー」は無い。あるのは「システムエラー」だと。

まぁ、そういう風に考えています。

 


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「混ぜるなキケン」のSNS

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その観点から見ると、ネットの誹謗中傷に対して、「誹謗中傷するなー!」という声を上げ続けることは(無駄とは言いたくありませんが)問題解決を目的とするのであれば、少しコスパが悪い作業だなぁと思ったりしています。


くれぐれも言っておきますが、僕は、10年間ぐらいですかね、日本で一番誹謗中傷を受けてきたタレントなので、気持ちは超わかるんですよ。

「死ね」とか「消えろ」とかいうコメントが、10年間、毎日100件〜200件届くんですね。

それを煽っているのが「メディア」というのも分かる。

 

▼「あの頃のキングコング西野」

https://gamp.ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12404125976.html



やっぱり、テレビでタレントさんが「西野って痛いよなぁ。ケケケ」みたいなことをすると、「西野はそういう感じで叩いていいんだ」「西野には石を投げるのが正解なんだ」となって、もう毎日すっごい量の批判が届くんですね。


月並みですが、石を投げている側は一個しか投げてないから、そこまで重くは受け止めていないかもしれませんが、そこはやっぱ「塵も積もれば山となる」で、自分のタイムラインが「消えろ」とかで埋まると、それなりにダメージは受けます。

 

僕の場合は、まだ僕が強くいれたから、ラジオ等で、そういうことを面白がって(結果的に扇動して)いたナイナイ岡村さんとかに対して「テメェ、こら」的なことを言ったりしましたが、普通、そういうの無理じゃないですか。

岡村さんは僕の10年先輩です(笑)


この件は「めちゃイケ」で面白い感じにしてもらえたので、本当に感謝しているのですが、当時は、オールナイトニッポンに乗り込んで、岡村さんをタコ殴りにしてやろうと本気で思ってました(笑)。

今は、岡村さんのことが大好きですし、メチャクチャ尊敬しています。

今お話しているのは当時の話です。




ちなみに、僕が挑戦する人を徹底的に応援するのは、そういった背景が色濃く影響していると思います。

挑戦する人が背負う痛みを、僕は身をもって知っているので。

 



そんな日が10年ぐらい続いたある日、「でも、ちょっと待てよ」と思うわけです。

 

たとえば、岡村さんにしたって、「西野の人生をグチャグチャにしてやれ」と思って発言されていたわけじゃない。

ポロっと転がした発言が、数万人に伝わって、「そうだそうだ!」となって、雪だるま式的に大きくなって、僕に直撃したと。

んでもって、「そうだそうだ!」といっている人達も、まさか、そんな巨大な雪だるま作りに加担しているとは思わずに、発言している。

 

ここで、「巨大な雪だるまを転がすキッカケを作った奴が悪い!成敗しろ!」としてしまうと、もう、誰も何も言えなくなります。

 


…こんなこと言うのはアレですけど、東野さんが僕のことをバカにするの、面白いじゃないですか。



僕、東野さんからタコ殴りにされている時、メチャクチャ恥ずかしい(正論だからグウの音も出ない)けど、毎回笑っちゃうもん。


僕、アレは無くなって欲しくないんですね。


僕自身は天然でカッコつけているのですが、結果的に「東野さんとゴッドタンに処刑される為にカッコつけてる」みたいなところがあって、そこの食物連鎖は上手く回っています。


そして、東野さんやゴッドタンを面白がっているファンの方々が、「西野さん、カッコいいですねww」「さすが新世界の創造主ww」とバカにしてくる感じって、全然イイんですよね。

#メチャクチャ恥ずかしいけども


それは「こういう感じで面白がりましょうね」と……右手で殴っているのですが、左手はコタツの中で握手している感じがあるんです。

 

事態を悪化させているのは、握手していることを知らずに「殴っていいんだぁ、わ〜」と殴ってくる人達で、でも、その人達すると、僕が急に「殴ってくるな!」とキレたら、「え? あかんの?」「殴っていい、みたいな雰囲気出してんじゃん」みたいな感じだと思うんです。


ビックリすると思うんですね。

「だって、お前、東野さんに殴られてる時、ヨダレ出てたじゃん」みたいな(笑)


要するに、「ルールが違う人(ルールを知らない人)」が混ざっている環境が問題だと思うんですね。

 

で、結論なんですけど、ここ、まもなく世間は気づくと思います。

「混ざっていることが問題なんだ」と。

そして、その方向に進むと思います。




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文化ごとにSNSは分断される

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少し前まで、みんな結構バカにしていたんだけど、多くのタレントがオンラインサロンを始めて、文化ごとの鍵垢を始めると思います。


▼ピエール中さんのTwitterは鍵垢


昔は、こういった「文化の分断」を深夜ラジオが担っていたのですが、今、深夜ラジオはネットニュースのネタ元になっているので、ちょっと難しい。

 

今、サロン限定アカウントでツイッターをやっているんですが、朝とか「おはよう」でタイムラインが埋まるんです。

どうですか?

このラジオをお聴きの皆さんのツイッターのタイムライン、どんな内容で埋まっていますか?

ちょっと、疲れる内容でしょ?

 

多くの人が、そこに見切りをつける頃だなぁと思っています。

 

昨日は、サロンメンバーさんから、ZOOMで英会話のレッスンを受けて、それをサロン内限定で配信しました。




それは、皆が一斉に英語を勉強する時間で、そこには横槍が一つもないんですね。


まもなく、各文化が、この世界を求め始めると思います。

コロナによるストレスが後押しした印象があります。


 

西野亮廣(キングコング)

 

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