コロナちゃんの大暴れによって、様々な業界が瀕死状態にあります。

『劇場』を取り巻くお仕事もその一つ。

劇場は「3密だろ!」と指摘されたら、喰い気味で「はい!」と言わざるをえない場所ですので、しばらく長引きそうなコロナ禍の中、この文化をどう残していくかが腕の見せ所です。


僕らは僕らでNYのオフブロードウェイでのミュージカル公演を進めていたのですが、コロナちゃんが直撃。公演は延期となりました。

気がかりなのは、その間の役者さんやスタッフさんの生活で、ここは無視できません。
そこで、2日前に「プペルニューヨークチームに美味しい御飯を食べてもらいたい」というクラウドファンディング(1口=500円)をスタートしたところ、一気に4000名から御支援が集まりました。


ただただ「美味しい御飯を食べてね」というだけのクラウドファンディングです。
(※舞台の制作費は別途「株式会社NISHINO」から支援させていただいています)


あらためて思うのは、多くの方が(全員とは言いませんが)、「エンターテイメントを待っている」ということ。

「エンターテイメント」の捉え方は国によって違っていて、ドイツなんかはとても重く受け止めていますし、韓国なんかは国を支える産業として捉えています。

日本はどちらかというと「後回し」にされがちなイメージ。
しかしそれは「国」や「行政」の判断であって、日頃、エンターテイメントに救われている人達は、エンターテイメントを守ろうとしています。

今、不足しているのは、エンターテイメントを守りたい人達の声を一つにまとめて、適切な場所に届ける『橋』で、今回のクラウドファンディングは、その役割を背負っているように思います。

先日、新型コロナウイルスと戦うブロードウェイの役者やスタッフから素敵な動画が届きました。
苦しいのはきっと自分達の方なのに、多くの方に向けて「頑張ろう」と発信しています。

夜中に見たのがマズかったのですが、僕は少し泣いちゃいました。

とっくの昔に気持ちが折れてもおかしくない状況で、希望を捨てずに戦う彼らの歌を聴いてください。

 

 

彼らへの支援はコチラから→プペルニューヨークチームに美味しい御飯を食べてもらいたい





【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルのコラムを毎朝投稿しています。
興味がある方はコチラ↓

Facebook(通常盤・一番オススメ)で見られる方↓
西野亮廣エンタメ研究所 

Instagramで見られる方↓