エンターテイメントは生活の安全が担保された上に成り立つものなので、コロナウイルスの感染が拡大する最中、「それどころじゃねぇだろ」な話なのですが、とは言え、僕は、エンタメを届けることを生業としている人間ですので、各方面に配慮しながら、せっせとエンタメを作っています。
添付した動画は、コロナ真っ只中のニューヨークで自宅録音した、オフブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』のデモ音源。
悪役「ベラール」のテーマです。
鼻で笑われるかもしれませんが、僕らのチームは、ブロードウェイの定番ミュージカルの枠を本気で狙っておりまして、もちろん自分たちの夢を実現させにいきますし、同時に、その姿勢が、次に挑戦する誰かの希望になればいいなぁと思っています。
「世界中が悲しみに暮れる中、前に前に進んでいる人達がいる」ということを皆様に知ってもらいたくて、お留守番中の子供達に知ってもらいたくて、今日は、今まさにニューヨークでジタバタしている僕の仲間の動画を観てもらおうと思い、このブログを書いています。
こちらは、煙突掃除屋の少年ルビッチ君の父親の「ブルーノ」のテーマ。
絵本版には登場しなかった『えんとつ町のプペル』の真の主人公です。
こちらは、僕が一番好きなキャラクター「おしゃべりスコップ」のテーマ。
トラブルメーカーです。
こいつが余計なことをペチャクチャ喋ったせいで、『えんとつ町のプペル』という物語が始まります。
こちらは、えんとつ町のハロウィンのテーマ。
こちらが、そのダンス練習風景。
そして、こちらがオフブロードウェイミュージカル『Poupelle of Chimney Town』のメインテーマ。
まさに、今の世の中を歌っています。
もともとが難しすぎる挑戦だった上に、今回、100年に1度のウイルスショックが僕らを、世界を襲いました。
最初は「なんで、このタイミングなんだよ」という気持ちも正直ありました。
でも、すぐに、「こんな状況でも挑戦する姿を見せきったら、僕らと同じように痛みを味わった人達の希望になれる」という気持ちになり、よくよく考えてみたら、これほどのチャンスはありません。
まだまだクリアしなければいけない問題は山積みですが、僕らはブロードウェイミュージカルを必ず実現させます。
お互い大変な毎日が続きますが、励まし合いながら頑張りましょう。
もし、ご自宅にお子様がいらっしゃったら、今日の動画を見せて、「こんな大変な時に、ニューヨークの舞台に挑んでいる日本のオジサンがいるよ」と教えてあげてください。
子供達が上を向ける世界を作ります😊