今日は直近3月30日にサロン内に投稿した『お客さんを助けた方がいい理由を損得勘定だけで説明してみた』を損得勘定だけで説明してみたを無料公開します。
僕らは何故、僕らのお客さんを助けなければならないのか?
その理由について西野が語ります。
共感いただけたら、記事のシェアをお願いします。
それでは、どうぞ。
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あなたが、あなたの『お客さん』を全力で助けた方がいい理由を【損得勘定】だけで説明してみた
おはようございます。
コロナの影響で週末は外出自粛要請がかかっていたけど、ウイルスに「週末」や「平日」とかいうルールなんてあったっけ?と思っているキングコング西野です。
さて。
新型コロナウイルスが猛威をふるっております。
こんな時期にオンラインサロンなんてものを運営していると、やっぱりサロンメンバーさんの生活が気になって、僕がお手伝いできることを探し、片っ端から実行していく毎日です。
(※同時に本業の方も進めているので御安心ください)
西野えほん(キングコング)@nishinoakihiroサロンメンバーのお店を応援する企画を立ち上げたよー(ギフト用)ヘアカラー 前売り券 | NORA HAIR SALON https://t.co/Rgzw77Y9EF #BASEec @BASEecより
2020年04月01日 06:54
ウイルス研究者ではないので、そっちの方はお手上げなのですが、経済活動に関しては結構得意なので、連日、実験を繰り返しながら、
「美容室は今、こういうものが商品になりますよ」
「お客さんを呼べないスナックは、こういう形で収益を作れますよ」
というような実験結果を4万2000人のサロンメンバーさんに共有しています。
経営者さん(および経営脳がある人)であれば、「なるほど。そのやり方を少しイジれば、ウチでも使えるな」と考えていただけると思って。
ノウハウの共有と同時に、具体的に金銭の支援をさせていただいている方々もいます。
そして、そんなことを繰り返していると、「お客さんを守るなんて、いい人ですね」と言われたりします。
西野亮廣が「いい人」であることは間違いないのですが、「いい人だから、お客さんを守っている」となっちゃうと、「いい人以外は、お客さんを助けない」となってしまいます。
「皆で助け合える世界の方が面白いじゃん」と思っている僕からすると、その結論はあまり嬉しくないので、今日は、『あなたが「あなたのお客さん」を全力で守った方がいい理由』を【損得勘定(※感情は一切抜き!)】で説明したいと思います。
※昨日、サロンに投稿した記事の続きのような内容なので、昨日の記事を読まれていない方は、先にそちらを読んでいただけると、更に深く御理解いただけると思います。
▼ お客さんを守った方が得をする
話を分かりやすくする為に、めちゃくちゃアホな算数で説明します。
※アホなので、細かい指摘は一切受け付けません。
あなたは「魚屋さん」で、食品やら、家賃やら、諸経費もろもろ入れて、『1日100円で生きられる世界』に住んでいたとします。
あなたの店では、お魚が一匹100円で売られていて、1日平均「2匹」が売れて、毎日200円があなたの懐に入ります(※アホ算数なので「仕入れ値」や「税金」は、ただちに忘れてください)
1日200円の収入のうち、100円が生活費にまわり、残り100円が可処分所得(※自由に使えるお金になります)。
つまり、あなたの生涯可処分所得は「小谷さん」が作ってくれています。
生涯の可処分所得なので、1日100円、1ヵ月で3000円、1年で3万6000円、10年で36万円、30年で100万円以上です。
ある時、小谷さんが風邪で倒れて、入院してしまいました。
小谷さんが経営しているステーキハウス「いきなり小谷」は大人気店(ニーズがある!)なのですが、小谷さんが退院するまで、お休み。
ところが、どうやら小谷さんの入院は1ヵ月かかるらしく、1ヵ月も店を閉めてしまうと「いきなり小谷」は潰れてしまいます。
ここは『1日100円で生きられる世界』なので、この1ヵ月で小谷さんには3000円が必要なのですが、お店を閉めている小谷さんには、それを支払う体力がありません。
あなたの生涯可処分所得を作ってくれているのは、小谷さんです。
そして、小谷さんは「いきなり小谷」の売上で、あなたの可処分所得を作ってくれていたので、「いきなり小谷」が潰れると、あなたの生涯可処分所得はゼロになります。
この時、あなたに残された選択肢は以下の2つです。
①「いきなり小谷」を見捨てて、生涯可処分所得を捨てる
②「いきなり小谷」に3000円を寄付して、一ヶ月後から死ぬまで100円ずつ貰い続ける(=30年で100万円以上貰える権利を3000円で買う)
…どう考えたって、②の方が得しません?
ていうか、このシチュエーションで①を選ぶ奴、変態すぎるだろ。
▼ 僕らは一人で生きているわけじゃない
こうして、お金の流れ(経済活動)を可処化すると、「お客さん」が自分の一部だということが見えてきます。
「お客さんを守らない」というのは、自分の腕や足を切り落とす行為で、苦しむのは自分です。
お客さんを守ることにどれだけコストをかけようが、格安です。
自分のリソース(お金や時間)に、まだ余裕があるのであれば、それは「お客さん」に使うべきで、悲鳴を上げている「お客さん」を後回しにしてリソースを貯めこめば貯めこむほど、あなたの店の売上が落ちます。
経済活動は複雑に絡み合っていて、僕らは一人で生きているわけじゃないんですね。
なので、目の前で困っている人がいたら、助けた方が得です。
昨日、今、新型コロナウイルスで大きな大きな打撃を受けているブロードウェイチームを応援する動画をYouTubeにアップしました。
動画の最後にワンコイン(500円)の寄付ボタンを作ったところ、今朝7時の時点で、1645枠分購入されていて、1日で『82万2500円』が集まりました。
ご協力いただき(シェアも含め)本当にありがとうございます。
このお金は全額ブロードウェイチームに寄付させていただきます。
▼ ブロードウェイチームの皆様へ
YouTubeで集まった収益は、この後、株式会社NISHINOから送らせていただきます。
そして、このお金は「活動費」ではなく、「生活費」に使ってください。
心と身体が資本です。
どれだけ才能があっても、倒れてしまったら、作品は生めません。
「活動費」は別で支援させていただきます。
作品で返していただけると嬉しいです。
必ず感動させてください。
ブロードウェイミュージカル『POUPELLE OF CHIMNEY TOWN』の幕は必ず上げましょうね😃💕
応援しています。
現場からは以上でーす。
西野亮廣(キングコング)
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