「最近、炎上しなくなりましたね。落ち着いたんですか?」と言われるのですが、そもそも、自分が一番面白いと思っている球を世間には投げていないだけです。




昔から「炎上商法ですかぁ?」「逆張りですかぁ?」と鼻で笑われ、時には叩かれたりもしてきたのですが、「燃やしてるのは、アンタ達だし、時代と逆行しているのもアンタ達だぞ」と思っていました。
ごめんなさい。
でも、今、冷静に振り返っても、そう思います。


あ。
先に言っておきますが、今日のブログは特定の誰かを吊し上げ、否定するつもりは一切ありません。

「時代を前に進める為に○○しませんか?」という提案をさせていただくことが今日のブログの目的です。


度重なる炎上で学んだことは、「人は、知らないモノを嫌う」ということでした。

絵本『えんとつ町のプペル』を無料公開した時は、そりゃあ、もうよく燃えました。
「そんなことをしたら、クリエイターにお金が落ちなくなって、クリエイターが食いっぱぐれる!」と散々。

「無料公開は“売上放棄"ではなくて、『マネタイズは後にする』ということです。『なにがなんでも入り口で絶対にお金をとる!』という発想が、もう、今の時代には合ってないですよ」
と、どれだけ説明しても、まったく届きませんでした。ずいぶん嫌われ、批判されました。

で、ぶっちゃけ、嫌われる分にはいいんです、別に。
この仕事でカウントされるのは『応援者の数』で、僕が住んでいるのは「一億人に嫌われても、1000万人に好かれていれば勝ち」という世界なので。

なので、嫌われる分にはまったく問題ないのですが、脊髄反射的に批判させてしまったことは大きな問題で、反省しました。


無料公開ブーム

昨今のコロナショックで、各出版社が、こぞって書籍の無料公開をスタートさせました。
ファンの方や作家さんのことを考えた上での行動でもあるし、「商機」と見た上での行動でもあるでしょう。
いずれにせよ、誰も傷ついていないので最高だと思うし、今回の無料公開ブームで、書籍の無料公開は販売戦略として、より強く根付くことでしょう。

そんな中、今、一番苦しんでいるのは、「あの日、書籍の無料公開を大声で批判してしまった人達」です。
批判した手前、自分はそこに手を出せません。

本音をお話ししますが、その方々にも責任はあると思います。
自身の勉強不足を棚にあげて、感情に任せて批判してしまう行動は、僕は今でも「良いこと」だとは思っていません。
「批判はするな」というわけではなくて、「批判をするなら、ちゃんと知ってから、批判しろ」と思っています。
そのスタンスは昔も今も変わりません。


ただ、「自業自得だ!」みたいな片付け方は絶対にしたくなくて、さらには、感情に任せて批判させてしまった僕にも責任があると思っています。

そう思うようになってからは、世の中の皆様が知らない球(自分が一番面白いと思っている球)は、オンラインサロンの中だけに投げるようにしました。
そしてサロン内で完成させて、それを世の中に投げるのは2年~5年後です。


そこに時間差を作ることで、感情に任せた批判は起こらないし、「批判→説明→納得」の段取りが省けるので。
タイムロスが減り、皆で未来へ進めます。

僕が最近炎上していない理由は、そういうところです。
最近、「時代が西野に追いついた」と、よく言われます。
くれぐれも言っておきますが、時代が追いついているのは「2~3年前の西野」です。

オンラインサロンの西野は、もっと面白いことをしています。



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