地元に張った根は簡単には抜けない。たとえ腐ろうとも。


あいかわらずインドにいます。

昨日、オンラインサロンに『宗教』に関する記事を投稿し、サロン内が沸きました。

「宗教をビジネスの観点から切り取る」は典型的な炎上案件ですので、こうして思ったことをズバズバと書けるオンラインサロンという空間に本当に救われています。

経営者の方や、経営者を目指される方や、クリエイターさんにとっては、昨日の記事は、かなり(マジで!)参考になる内容となっていると思うので、是非、御一読ください。

オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では過去記事を読めるようになっておりますので、2020年2月12日に投稿した『宗教とエンターテイメント』は要チェックです。


※すっかり王様感が出てきた西野氏



どうして日本に住んでいるんだろう?

今回サロンに投稿した記事は、現地で撮影した動画を交えて説明したのもありますが、それを差っ引いても「現地に足を運ばないと伝えることができない内容」でした。


品川区に住んでいて、港区のオフィスで働いている人間が持ち合わせている情報では、絶対に書くことができない文章です。

東京から離れれば離れるほど、皆が知らない情報が転がっています。
だったら、とっとと離れた方がいいんじゃないの?と考えてしまいますが、ここでの問題は、「皆が知らない情報は、皆が必要としている情報とは限らない」という点です。

ただ、僕はノウハウビジネスをやっている人間でも、資格ビジネスをやっていは人間でも、教育に携わっている人間でもなく、バカの一つ覚えで、ファンタジーを作って、飯を食っている人間です。
生活情報などの「皆が必要としている情報」だけをお届けしてたまるか!というプライドがありまして、煙突の町に現れたゴミ人間の物語などを、せっせと届けております。

だったら、やっぱり、東京を離れて、地球を飛び回って、毎回は役に立たなくてもいいから、皆が知らないことを、たくさんたくさん仕入れてきてれよ…と思うのですが、自宅は今日も東京にあります。

インドから帰ると、その後すぐにラオスに飛ぶのですが、それでも自宅は東京にあって、僕は日本に住んでいます。

日本にいなきゃいけない理由を整理してみたところ、だいたい、以下の3つです。

・梶原君との漫才(毎週キングコング)
・全国各地をまわる講演会
・サロンメンバーとの呑み会

【おまけ】『ゴッドタン』

これぐらいなら、日本に出張に行った時にまとめてやることができます。
ちなみに、僕は、今以上に日本での露出を増やすつもりは、あまりありません。
(※梶原君とのツーショットの仕事は別)

理屈で考えれば考えるほど、今の僕が日本に住んでいる理由が分からなくなるのですが、そういえば、豪雪地域に行った時に、同じようなことを思います。
「ここに住む人達は、どうして、こんな過酷な場所に住み続けているだろう?」

他と住み比べてみると、豪雪地域は、どう考えても住みやすい土地ではありませんし、苦労も多いように見えます。
ところが、その地を離れないどころか、離れても、また戻ったりする人も少なくありません。

統計をとったわけではありませんが、北海道出身の人は、北海道を深く愛しているイメージです。

でも、よくよく考えたら僕もそうです。
メリットだけを考えると、日本に住む意味は、もうほとんどありませんが、日本に住み続けています。

どうやら『地元』には、損得では片付けることができない引力が存在していて、今日も僕らを引っ張り続けているようです。
根を張ったら最後、しぶとく抜けません。


気をつけておいた方がいいなぁと思うのは、この『引力』が自分の人生において必ずしもプラスに働くわけでなない、ということ。
そこは冷静に判断した方がいいかもしれません。

ちなみに、僕は、映画『えんとつ町のプペル』が終われば、東京の家は誰かにあげて、海外か、兵庫県川西市氏に住もうかと思っております。

皆さんは、いつまで、その地に住みますか?
そして、それは何故ですか?
また、いつか話を聞かせてください。


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【西野亮廣 出演情報】

ニッポン放送開局65周年記念公演
 
◆原案:「たけしの挑戦状」
(C)TAITO CORPORATION/ビートたけし 1986 ALL RIGHTS RESERVED

◆脚本・演出:上田 誠(ヨーロッパ企画)

◆キャスト:西野亮廣 戸塚純貴 鈴木絢音(乃木坂46) 今井隆文
石田剛太(ヨーロッパ企画) 諏訪 雅(ヨーロッパ企画) 土佐和成(ヨーロッパ企画)
町田マリー 市川しんぺー 小島 聖
 
◆公演日程・会場:
<東京公演> 2020年4月9日(木)~4月19日(日) 紀伊國屋ホール
<名古屋公演> 2020年4月22日(水) 名古屋市青少年文化センター アートピア
<高知公演> 2020年4月25日(土) 高知県立県民文化ホール オレンジホール
<広島公演> 2020年4月28日(火) JMSアステールプラザ 大ホール
<大阪公演> 2020年5月2日(土) ~5月3日(日・祝) サンケイホールブリーゼ
 
◆料金:
【東京公演】一般8,500円(全席指定・税込)
【名古屋公演】一般8,500円(全席指定・税込)
【高知公演】一般7,800円 学生シート4,000円(全席指定・税込)
【広島公演】一般8,000円 学生シート5,000円(全席指定・税込)
【大阪公演】一般8,500円(全席指定・税込)
 
◆ホームページ