映画『えんとつ町のプペル』の声優さんが可哀想すぎる話


2020年の年末公開に向けて、映画『えんとつ町のプペル』をせっせと作っております。
細部まで全て自分が納得のいく作品を作りたくて、制作総指揮という大役に就いたものですから、それはそれは変態的な量の仕事と向き合うことになりました。


そんな中、今日は少しヘンテコな仕事がありました。


声優さんにお渡しする台詞の「ラフ音源」

通常、声優さんには『台本』という文字情報を事前にお渡しするのですが、今回の作品には、声優さん鳴かせのキャラクターが一人います。

コイツです。

名前は『スコップ』
ニックネームは「お喋りスコップ」です。

「口は災いのもと」を絵に描いたようなヤツで、コイツがペラペラと喋ってしまったせいで、『えんとつ町のプペル』という物語(トラブル)が始まってしまいます。

今回の作品のキーマンですね。


とにかく、まくしたてるように喋るキャラクターなのですが、「まくしたてる感じ」を台本(文字情報)だけでお伝えするのは、なかなか難しいものがあります。

台詞の練習もかなり必要です。

アフレコ当日になって、「もっと、こういう感じで、まくしたてて下さい!」と声優さんに指示を出すのも酷なので、西野がイメージしている台詞の「言い回し」を事前に録って、それを声優さんにお渡ししよう!という話になり、今日です。





こんな台詞、絶対に言いたくない!

スタジオに入り、自分が書いた台本を読んだわけですが、率直な感想としては、「こんな台詞、絶対に言いたくない!」でした。

速いし、量が多いし、3秒に1回は噛みそうになるし…「嫌なことずくし」です。

それでも、まずは僕が「こんな感じです」という見本を見せないことには始まらないので、しぶしぶマイクに向き合います。

そうして、録ったのがコチラ。


ここにアップしたのは、スコップの台詞の一部で、実際は、この8倍ほどの長さです。
スコップ役を押しつけられる声優さんが本当に不憫でなりません。

ただ、これはもう仕事なので、やってもらいましょう。アーメン。

映画『えんとつ町のプペル』の制作はまだまだ続きます。
年末までに間に合うのかしら?

頑張るぞー!!


西野亮廣(キングコング)



【西野亮廣 出演情報】

ニッポン放送開局65周年記念公演
 
◆原案:「たけしの挑戦状」
(C)TAITO CORPORATION/ビートたけし 1986 ALL RIGHTS RESERVED

◆脚本・演出:上田 誠(ヨーロッパ企画)

◆キャスト:西野亮廣 戸塚純貴 鈴木絢音(乃木坂46) 今井隆文
石田剛太(ヨーロッパ企画) 諏訪 雅(ヨーロッパ企画) 土佐和成(ヨーロッパ企画)
町田マリー 市川しんぺー 小島 聖
 
◆公演日程・会場:
<東京公演> 2020年4月9日(木)~4月19日(日) 紀伊國屋ホール
<名古屋公演> 2020年4月22日(水) 名古屋市青少年文化センター アートピア
<高知公演> 2020年4月25日(土) 高知県立県民文化ホール オレンジホール
<広島公演> 2020年4月28日(火) JMSアステールプラザ 大ホール
<大阪公演> 2020年5月2日(土) ~5月3日(日・祝) サンケイホールブリーゼ
 
◆料金:
【東京公演】一般8,500円(全席指定・税込)
【名古屋公演】一般8,500円(全席指定・税込)
【高知公演】一般7,800円 学生シート4,000円(全席指定・税込)
【広島公演】一般8,000円 学生シート5,000円(全席指定・税込)
【大阪公演】一般8,500円(全席指定・税込)
 
◆ホームページ






【新作情報】

舞台『えんとつ町のプペル』の東京公演は全日程SOLD OUTしましたが、当日引き換え券が販売されました。
これがラストチャンスです。
僕は、今日、観に行きまーす!
この機会に是非。



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