映画『えんとつ町のプペル』のタイトルロゴを考える


泣いても笑っても、映画『えんとつ町のプペル』は今年(年末)公開でございます。
この作品は、すでにたくさんの方の想いを背負っており、すでに僕一人の作品ではなくなっているので、責任をもって、ものすごーい熱量で向き合っております。

今回、僕は、制作総指揮という立場にあり、とにかく、もう、クリエイティブから広告戦略まで、作品にまつわる ありとあらゆることに関わっています。

【Voicy】『キンコン西野が劇団ひとりから貰った言葉』




タイトルロゴを作る

そんな中、いよいよ映画『えんとつ町のプペル』のタイトルロゴも作らなくちゃいけない段階に突入しまして、先日の打ち合わせで、デザイナーさんが映画のタイトルロゴを数パターン考えてきてくださいました。

ザッと見ていきましょう。


今はまだドングリの背比べ程度ではありますが、とはいえ、絵本としての認知の方が映画よりも圧倒的に高いので、まずはタイトルに『映画』という文字を入れることは満場一致で決まります。

やっぱり、分かりやすいのが一番です。


次にフォントのデザインですが、これが、なかなか難しい。
見れば見るほど、正解が分からなくなります。
上のタイトルは『ペ』の部分が、プペルの頭のようになっております。

そんな中、西野が口を開きます。


「ロゴデザインって、自分達が大切にしている理念そのもので、チームの指針となるものだと思います。僕はやっぱりセミプロ受けするような変化球は投げたくなくて、キチンと全世代に届く王道のエンターテイメントを作りたいので、映画『えんとつ町のプペル』のタイトルロゴも、直球勝負のデザインでいきましょう」

そんなこんなで、出てきたのが、こちら。


そして、まもなく西野が口を開きます。

「直球すぎる気がします!」



これには、スタッフさんも混乱します。
「直球を投げろ!」と言ったり、「直球すぎる!」と言ったり、なんなのでしょうか、コイツは。

そして、案の定……


デザインに迷いが見え始めました。
あきらかに、泥沼の戦いに片足を突っ込んでいます。
こうなったら仕方ない!とばかりに、会議室で、西野が叫びます。


「タイトルロゴは僕が描きます」

#最初からそうしとけよ
#制作総指揮ぶるな
#お前が誰よりも働けタコ


そんなこんなで、タイトルロゴを描くことになった西野

こうしてブログなどで情報を発信する時は、どちらかというとビジネスマンの一面を見せておりますので、知られていないかもしれませんが、コイツ(西野)は意外と絵が上手くて、絵本を作るときも、映画を作るときも、ひたすら絵(ラフスケッチおよびイラストの手直し)を描きまくっているのです。

個展会場では展示されたりしますが、ちなみにコチラが絵本『えんとつ町のプペル』のイメージボード。

とにもかくにも、筆が速い男です。
あと、ルックスが良いので、あまりバレていませんが、鬼オタクなので、一度、アトリエに籠るとなかなか出てきません。

そんなこんなで、鉛筆片手にサラサラッとタイトルロゴを描き始める西野氏。
「ここは、クルンッとなってた方がいいんだよ」とか何とかブツブツ言っています。

そして完成。


王道を押さえつつ、若干、ダークファンタジーの匂いも残してみました。
これを少し整えて、額縁に入れて、スタッフに送ります。


世界に一枚だけの映画『えんとつ町のプペル』のタイトルロゴの原画(西野直筆)です。
こんなものを僕が持っていても仕方がないので、いつか、クラウドファンディングのリターンで出して、その売り上げは全額何かに寄付しようと思います。


こんな調子で頑張ってまーす

こんな調子で映画『えんとつ町のプペル』の制作を進めております。
今日はこれから挿入曲の打ち合わせ。

完成は、まだまだ先ですが、メチャクチャ頑張ります。
最高の作品を作りますので、ご家族、お友達、恋人と観にいらしてください。



西野亮廣(キングコング)




【西野亮廣 出演情報】

ニッポン放送開局65周年記念公演
 
◆原案:「たけしの挑戦状」
(C)TAITO CORPORATION/ビートたけし 1986 ALL RIGHTS RESERVED

◆脚本・演出:上田 誠(ヨーロッパ企画)

◆キャスト:西野亮廣 戸塚純貴 鈴木絢音(乃木坂46) 今井隆文
石田剛太(ヨーロッパ企画) 諏訪 雅(ヨーロッパ企画) 土佐和成(ヨーロッパ企画)
町田マリー 市川しんぺー 小島 聖
 
◆公演日程・会場:
<東京公演> 2020年4月9日(木)~4月19日(日) 紀伊國屋ホール
<名古屋公演> 2020年4月22日(水) 名古屋市青少年文化センター アートピア
<高知公演> 2020年4月25日(土) 高知県立県民文化ホール オレンジホール
<広島公演> 2020年4月28日(火) JMSアステールプラザ 大ホール
<大阪公演> 2020年5月2日(土) ~5月3日(日・祝) サンケイホールブリーゼ
 
◆料金:
【東京公演】一般8,500円(全席指定・税込)
【名古屋公演】一般8,500円(全席指定・税込)
【高知公演】一般7,800円 学生シート4,000円(全席指定・税込)
【広島公演】一般8,000円 学生シート5,000円(全席指定・税込)
【大阪公演】一般8,500円(全席指定・税込)
 
◆ホームページ






【新作情報】

舞台『えんとつ町のプペル』の東京公演は全日程SOLD OUTしましたが、当日引き換え券が販売されました。
これがラストチャンスです。
僕は、今日、観に行きまーす!
この機会に是非。



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