「私、テレビ観ないのでぇ~」とワザワザ言う奴の気持ちが少し分かるようになった話


いつもごめんなさい。
キングコング西野亮廣です。

僕のイメージが裏目に出ているのがあるのかもしれませんが、『判断』と『批判』をゴチャ混ぜにされることがあります。

たとえば「ひな壇に出ない」と言うと、「ひな壇を批判するな!」と返ってきたり、そういうのです。

同じような感じで、僕の家にはテレビが無いのですが、そのことを言うと、「テレビが嫌いなの?」と突っ込まれたりするのですが、『テレビ受像機』という家電が僕の生活に必要が無いだけで(※だって、ほとんど家にいないもん!)、テレビは相変わらず好きですし、気になる番組があればスマホで観ていたります。

なんとなく、僕の生活の現状をお伝えし終わったので、今日の本題に入ります。


最近は「知らない有名人」だらけ

ときどき、タレントさんが「『テレビ観てないアピール』をする奴、気持ち悪いっ!」と怒ってたりするじゃないですか?
かくいう僕も、当時は同じように苛立っていて、「訊いてもいねぇのに、わざわざ言うなよ!」「なんだよ、そのダサいポジションの取り方は!」と思っていました。

ただ、冒頭、申し上げたとおり、テレビ受像機でテレビ番組を観なくなると、いわゆる『ザッピング』というアクションがまるっと無くなり、観る番組が固定されてしまうんですね。

となってくると「今、大人気のフジテレビの人気の局アナ」と紹介されても、知らないんです。

だって、『ゴッドタン』に出ていないので。


そのタレントさんがどれだけ有名で、どれだけ人気があろうと、「ザッピング」という文化が無くなった今、『ゴッドタン』(※その他、僕が選んで観ている番組)に出ていないタレントは、僕の世界には存在していないんです。


んでもって、ときどき、そういった「知らない有名人」が僕のイベントや個展に足を運んでくださるのですが(※本当にありがとうございます!すきです!)、その時、「認知されている前提」で話しかけられたりするのですが、『ゴッドタン』に出ていない有名人さんに関しては、何者か名乗っていただかないと分からないんです。

その時、口には出しませんが、ほんのり、「いや、俺、(あなたが出ているような)テレビを観てねぇしな」と思う自分がいます。

それもこれも「ザッピング」という文化が無くなったからでしょう。

つまり、「テレビ観ないので」とワザワザ言う奴に覚えるストレスというのは、テレビを『テレビ受像機』で観ている時代のもので、とくに、家にテレビ受像機がない今の子達に「テレビ観ないアピールする奴、ムカつくよねー」と言ったところで、昔ほど共感されないだろうなぁというのが今日の結論です。

逆もまた然りで、(そもそも、そんなにテレビに出ていない)僕のことなんて、特に誰も知らないので、キチンと自己紹介をしていこうと思います。

あらためて。
キングコング西野亮廣と申します。
エンターテイメントを作っている者です。





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