かれこれ20年ほど芸能の世界にいるのですが、当時と今とで大きく変わったのは「ただ露出したい」という欲が無くなったことでしょうか。

僕らは、個人の人気や評判がダイレクトに生活に影響する水商売をやっているので、「最近、TVで観ないね~」という何気ない一言が胸をえぐる時期があったりします(※僕にもありましたよ。昔ね)。

ただ、何年も続けていると、
向いていない戦場で戦い続ける不毛さを知り、
「自分がやりたいことはコレだったっけ?」という本質に迫る疑問に蓋をしている自分を知り、
そして、
本当に大きいコトをしようと思ったら『まとまった時間』が必要だということを思い知らされます。


そういったコトを一つずつ知るうちに、お受けする仕事と、お断りする仕事の線引きが明確になっていき、気がついたら「露出したい」という欲が一切無くなっていました。

そこには「露出しなくても食っていける」という経済的な安定があり、そのことが僕の「露出欲」を削った要因の一つであることも伏せてお伝えしておきます。
(※「贅沢」や「貯金」には1ミリも興味がありませんので、入ってきたお金は次のエンタメに全額ブチ込んでいます)


昨日、NONSTYLE石田君がMCを務めるMBS特番『#同期と繋がりたい』(12月28日放送)の収録に参加させていただきました。


石田君とは、お互い調子が良い時も、悪い時も、切磋琢磨を続けてきた20年来の仲で、
僕が心から尊敬している友人の一人です。

今回のオファーをお受けした理由は「石田君が出ているから」で、そういえば最近は、(告知案件を除いては)「おぎやはぎサンが出ているから」や「高須光聖サンがやっている番組だから」という理由でしかメディアに出なくなってしまいました。
絵に描いたような「ひきこもり」です。

進化か退化か、成長か衰退か分かりませんが、ご覧の仕上がりになっちゃっています。
そして、たぶん、この感じになっているのは僕だけじゃないと思っていて、「本当にやりたい企画は自分のメディア(YOUTUBEチャンネルなど)でやれるので、せめてテレビは好きな人とやりたい」という『メディア露出 < 人』の流れは今後加速していくことでしょう。


長年続いたルールや価値観が大きく変わり、「あれだけ栄華を極めていた人が負け組になり、これまで相手にされてされていなかった人が、突然、スターになる」という実に面白い時代の転換期に立ち会えたことが僕の最大のラッキーで、相方の梶原君と共に、ここはモノにしようと思います。

ここから先の込み入った話はオンラインサロンで。

それでは今日も一日頑張りましょう。



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