先にお伝えしておきますが、僕はディズニーが大好きです。
こんなにも世界中の人達の胸を踊らせるエンターテイメントに対してリスペクトが無いわけがなく、その上で、自分も表現者の端くれときて、キチンと挑みたいと思っています。

毎度困っちゃうのが「ディズニーを超える=ディズニーが嫌い」と謎の翻訳をしてしまう人が一定数いて、その人達から時々怒られます。

以前も「ディズニーを超える!」という夢を語ったら、ディズニーファンを豪語する方から「死ね!」というコメントをいただきました。
夢の国の(一部の)住人は、夢を見させてくれないのです。つらたん。


夢を語り、大風呂敷を広げると、当然、それ相当のリスクは伴います。
これはもう副作用みたいなもので、切り離せないものだと思います。

他方、大風呂敷を広げたことで生じる環境の変化は何もネガティブなことばかりではなく、「良いコト」もあります。
「ディズニーを超える!」と言っちゃって、個人的に一番良かったことは、『時間』に対する意識を強く持てるようになったこと。


 『身体』を資本にしている場合じゃない

ディズニーを超えようと思ったら、当然、ディズニーよりも早いスピードで成長しなくてはなりません。
ところがディズニーときたら、「ピクサー」を買収し、「スターウォーズ(ルーカス・フィルム)」を買収し、「21世紀フォックス」を買収し、とんでもない拡大していっています。

幾多の豪傑達がこれまでに費やした数千万時間を一瞬で飲み込んでしまうディズニーを超えることを本気で考えると、「自分の『身体』を資本にしていたら勝てない」という結論に行き着きます。

自分の身体は1日で24時間しかなく、この僅かな時間を切り売りして、その対価として作品を生んだところで、生産のスピードも規模もお話になりません。
僕一人が朝から晩まで一睡もせずに1年365日働いてどうにかなる勝負ではないわけですね。

「ディズニーを超える!」と豪語したことで、この高すぎる壁と直面し、ようやく、本当の意味で「自分の時間を何に使って、何に使わないか?」を考えるようになりました。

これは僕に限った話ではなく、何か巨大な組織に立ち向かう人達すべてが直面する問題だと思います。

先週立ち上げた『西野亮廣エンタメ研究所』の公式YouTubeチャンネルは、その問題に対する解の一つで、チャンネルを運営していく時のテーマは「西野亮廣の時間をYouTube運営に1秒も割かない」です。

「どうすればYouTubeに時間を割かずに、YouTube動画を皆様にお届けすることができるか?」を考えた結果、今の形になりました。


立ち上げから1週間が経ち、チャンネル登録者数は3万人を突破しました。
まだまだ規模の小さなチャンネルではありますが、このまま西野亮廣の時間を1秒も使わずに、コツコツ大きくしていきたいと思います。
チャンネル登録宜しくお願い致します。





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