詳しくはオンラインサロンの方に書かせていただいていますが、来年からニューヨークで新しい企画をスタートさせます。

僕らのチームは今、エンターテイメントの世界戦に打って出ていて、今のところは弱小中の弱小ですが、世界は必ずひっくり返します。
それなりに難易度は高いですが、可能な範囲だと思います。


仕事柄、いろんな国に足を運ばせてもらっていますが、勢いのある国の空気というのは、空港に降りた瞬間から始まっていて、諸外国と比べると、残念ながら日本は葬式レベルで沈んでいます。

自分達の位置を把握し、受け止めることからでしか、逆転なんて起こせないので、感じたことをそのままお伝えすると、日本は『先進国』からはとっくに脱落していて、『衰退文化にしがみついている後進国』であることは間違いありません。(※これは方々で言われていますね)

僕らの国が後進国になった原因はいくつかありますが、一応僕はメディア側の人間なので、原因をメディアに絞ってみると……挑戦する人達を嘲笑ってきたメディアの責任は十二分にあると思っています。
「イタイ」という言葉を使用し、流行らせた僕達芸人の責任もあるでしょう。ごめんなさい(※僕はその言葉を20年間で一度も使ったことがありませんが、「言われる側」として、そのやりとりに参加した責任はあります)。


端から見れば「勘違い」や「妄信」とも呼べる一人の人間の変態的なアクションからしか新しい文化は始まりませんし、発展もありませんが、
夢や希望を語り挑戦することのメリットが少なすぎるのが日本で、夢を叶えたら叶えたで、妬まれ叩かれてしまうのが日本です。
税金をたくさん払ったら嫌われる地獄的な国です。

ただ、これ以上この国の現状を嘆いたところで何かが解決するわけでもないので、卑屈な村社会根性がウン千万人でかかって来ようが望むところで、正面突破するまでです。
僕は「やる」と言ったら絶対にやるので、もちろんエンタメで世界を獲りますが、一人勝ちすることには1ミリも興味がなく、くわえて地元が大好きなので、日本が盛り上がることを願っています。
そこに向けての行動もします。

そんな日本に対して、「落ちるところまで落ちたから、あとは上がるだけ」と言いたいところですが、このままだと、まだまだ余裕で落ちます。

今この瞬間から日本の大人が若者にやれることは「挑戦させてあげること」なので、この文章をお読みの大人の皆様は、どうか御自身の常識の内側に若者を閉じ込めることを控えてください。

うちの会社では、今月末にエッフェル塔で開催する個展の最高責任者をインターンの大学生に任せていて(だって本人が「やりたい!」って言ったんだもん)、今は追い込まれまくって息をしているかどうか分かりませんが、たとえ彼が失敗しても僕たち大人が損をするだけし、そんなものは秒速で取り返すので、1ミリも問題ありません。

そんなことよりも彼が挑むことの方が遥かに重要です。


世界に対して白旗をあげるつもりはありませんし、世界を見て見ぬフリをするつもりもありません。
もし、よかったら一緒に狙いにいきましょう(*^^*)

月末は、毎夜毎夜、パリ(エッフェル塔付近)でサロンメンバーと呑んだくれているのでTwitter等で気軽に声をかけてみてください。
色恋話には興味がありませんが、一緒に世界を獲りにいく話なら、朝まで付き合います。


西野亮廣

【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルのコラムを毎朝投稿しています。
今朝は『飛行機はVIP席で飛ぶ』というテーマで書かせていただきました。
面白いと思います。
興味がある方はコチラ↓
Instagramで楽しみたい方はコチラ↓

クラウドファンディングに挑戦中です。
応援宜しくお願い致します。