今の自分では到底歯が立たない問題と対峙した時に、追い込まれて追い込まれて、ついに変な部位がギュイーンと成長します。
この成長が欲しいので、僕は「今の自分ができないこと」を好む傾向にあるのですが、『仕事のオファー』というのはやっかいで、大体舞い込んでくるのは「今の自分ができる仕事(できそうな仕事)」なんです。

そりゃそうですよね。
オファーを出す側からすると、「できない人」に仕事を頼むメリットなんて1ミリもないので、やっぱり「できる人(できそうな人)」にオファーを出します。

20代前半は次から次へと仕事のオファーが舞い込んでくる状況にイイ気なっていましたし、オファー(相手の期待)に応えると喜んでいただけるので、毎日せっせとオファーを受け続けました。

ところが、ある時、「ありゃ?この人達(オファーを出す人達)、エンタメで世界を獲ることは諦めていて、その下の下の下の方で、なんとなくコンパクトに収まろうとしているぞ。世界を獲ることを諦めている人達のオファーを受けて、僕は世界を獲れるの? 」という疑いに加えて、「『できる仕事』でスケジュールが埋まっている僕は急成長できているのか?」という疑問が生まれ、そこから、オファーを受けるのはホドホドに、今の自分では到底歯が立たない仕事を自分で作るようにしました。

もちろん成長痛は伴いますが(頻繁に死にかけていますが)、ひとつ確かなことは「急成長しなくちゃ、生きている間にエンタメで世界を獲れない」ということで、その事実から目を背けずに、今日もエイヤと頑張っております。

可愛そうなのがウチのインターンの子達で、僕がこの調子ですから、「西野さん以上のスピードで成長しないと、いつまでたっても西野さんを超えられないじゃん!」と西野以上に追い込まれ、自分達で勝手にブラック企業を作り上げて、連日死にかけています。
今月末にエッフェル塔で個展があるのですが、エッフェル塔の個展の最高責任者はインターンの子(大学4年生)​です。
死んだも同然です。

皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか?
「できる仕事」をコツコツと続けていくこともとても大切ですが、急成長を望むのなら、死なない程度に「できない仕事」と向き合うことをオススメします。
そして、大前提として「できない仕事」というのは基本、舞い込んできません。
自分で作るしかないっす。

その場所に甘んじてていいの?
頑張ってね。
僕は次に向かいます。

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今朝は『広告革命』というテーマで書かせていただきました。
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