オンラインサロンの中の内容が不透明すぎるのも怖いと思うので、10日1回ほど、オンラインサロン内に投稿している記事をブログにアップしているのですが、今日がその日です。
今日は9月2日にサロン内に投稿した記事『青い海を守ろう。これは僕らが解決できる問題だ』を無料公開します。

内容に共感いただけたら、記事のシェアをお願いします。

それでは、どうぞ。

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キンコン西野の次のプロジェクトは、“絵本の中に入る”。その内容とは?


今日は、来春に大阪で仕掛ける個展のアイデアを“ホヤホヤの状態”で皆様に共有したいと思います。
(※グループLINEでインターンの子達には話しましたが、それ以外のスタッフさんも、この記事で「え? そんなことやるの?」と知ることになります。ごめんなさい…)

物語は、『株式会社ニシノコンサル』(AbemaTV)の収録で、大阪駅直結の巨大商業施設『LUCUA』さんの相談に乗らせてもらったところから始まります。

LUCUAさんの一日の入館客数は20万人。
国内最大級の超大型商業施設です。

とても悩み事なんてないように見えるのですが、どっこい、「今は調子が良くても、お買い物をするだけなら、Amazonでいいし……5年後、どうなることやら…」という切実なお悩みがありました。
それと同時に、「来年の春に何か面白いイベントがしたい」というザックリとしたお悩みも。

一つ目のお悩みは今後あらゆるサービス業が直面することになる本当にクリティカルな問題で、このサロンでもよく言っていますが、『役に立つ』の競争は「No.1」しか生き残らないので(「二番目に便利なショッピングモール」とか要らない)、たしかに、Amazonを相手どった時に分が悪そうです。

「多少不便でも、LUCUAで買いたい。LUCUAにお金を落としたい」という『ファン』を作らないと、ここから先の時代は、なかなか厳しそうです。
来春に仕掛けたいイベントは、そのファン作りの為でもあるわけですね。

「商業施設のファンを作る」というそこそこ難しい問題を解かなければならないのですが、まずは、ファンを作る上で『やってはいけないコト』と『やらなくちゃいけないコト』を整理してみたいと思います。
 
 
▼『やってはいけないコト』
①品揃えの豊富さ(便利さ)を売りにする。
②「役に立つ」を求める。

▼『やらなくちゃいけないコト』
①キャラクター(方向性)を明確にする。
②「意味がある」を求める。


…といったところでしょうか。


「キャラクターを明確にする」というのは、明石ガクトさんの言葉を借りるなら「ハッシュタグを持つ」ということで、西野亮廣でいえば『#革命』『#挑戦する人の味方』で、幻冬舎の箕輪さんでいえば、『#編集者』『#若者の味方』です。
ここを明確にしないと、応援の仕方が分からないし、共感も生まれないので、ファンが生まれません。
したがって、LUCUAさんがどんな施設で、何を背負い、誰を応援するのか?を明確する必要があると思いました。

んでもって、現代は「受信すること」よりも「発信すること」の方が満足度が高くなっているので、LUCUAさんは『お客さんが主役になれる場所』にすればいいんじゃねぇの?と提案したところ、「それ、ウチも考えていたんです!」と盛り上がり、来春のイベントは『お客さんが主役になる』をコンセプトにデザインすることに。
西野が仕掛けるなら、西野の強みである個展(絵本展)が使えると良さそうです。

イベント会場として用意されたのは、LUCUA osaka9階にある『ルクアホール』
こちらです↓


400㎡の大きなイベント会場ですが、以前、ここで開催された「くっきーランド」の画像を見させてもらったところ、400㎡の空間を部屋で細かく区切っていたので、画像で振り返った時に「400㎡」が伝わりませんでした。
(※くっきーランド自体は最高でした!)

せっかく400㎡あるのだから、「400㎡」が一枚の写真に収まった方が良さそうなので、ここで“仕掛人が出さなきゃいけない答え”は、「①400㎡が一枚の写真に収まった上で、②お客さんが主役になれる個展」です。

皆さんなら、どんな個展を提案されますか?



▼僕はこんなことを考えてみました。


絵本『チックタック~約束の時計台~』の時計台の森の絵の、縦3.5メートル×横7メートル×奥行き30メートルの超巨大シャドーボックス(絵を重ねて、立体に見せるやつ)を作って、お客さんに絵の中を歩きまわってもらって、絵本の登場人物(主役)になってもらう『にしのあきひろ 入(はい)れる絵本展』です。

(※添付画像は以前制作した巨大シャドーボックス。これの数倍のシャドーボックスを作る)

入り口は、大きな大きな絵本のページが開いてドーンと置かれているイメージで、作るのは超超超アナログなVRです。
シャドーボックス(時計台の森)の一番奥に、『光る絵本』をズラリと展示していたら、夜の森がイイ感じに光るし、森の一番奥まで進んだ人へのサプライズになるし、たぶん楽しいと思います。
※森の中(超超超アナログVRの中)で、『えんとつ町のプペルVR』が観れる部屋があってもいいかも)



LUCUAさんには設営期間をガッツリと押さえてもらって、この超超超巨大シャドーボックスの制作をサロンメンバーの皆様と文化祭のように作っていけたらいいなぁと夢見ながら、これからニウエに飛びます。

現場からは以上でーす。


『西野亮廣エンタメ研究所』では、こんな感じの記事を毎朝投稿しています。
本日は『立体的に仕掛ける』というテーマでコラムをお届けします。
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