「僕らを前に進めてくれる『次の時代の正解』が、理解が追いつかない古い世代の人間によって潰される」ということは昔から往々にしてあると思うのですが、どうもTwitterがその悪習慣を加速させている気がして、数年前にTwitterを捨てました。

『次の時代の正解』は、『現代の不正解』の中にしか無いのですが、現代の不正解に対して「そういう考えもあるのかぁ」と寛容になれないのがTwitterで…いや、厳密に言うと、寛容な人はいるのだけれど、寛容じゃない人の声が大きく残ってしまうのがTwitterで、そんな場所にいたら、いつまでたっても未来が始まりません。


1970年の大阪万博のパビリオンやシンボルタワーなんて『現代の不正解』だらけで(ほとんどが数年後も不正解ww)、でもだから、人々はそこに夢や希望を見ることができたし、夢や希望を見ることで、自分も前に向かって走ることができたように思います。

もし、あの時代にTwitterがあったら、それこそ太陽の塔は建設途中に企画を潰されていただろうし、無味無臭のパビリオンが勢揃いしていたことでしょう。
「よく分からないけど、やってみる」を許さない村には、いつまでたっても未来は来ません。

インターネットは今、『鍵アカ』に始まり、『オンラインサロン』と、“程よく閉ざす”方向に向かっています。

インターネットを程よく閉ざす方向で進めている人間に対して、オールドタイプの人間は「閉ざすなー!」と非難しますが、
ストレスや嫉妬をこじらせて、無闇やたらに選択肢や可能性を潰したがる人と付き合う時間は、自分や自分の周りの人間にとって損失でしかないので、インターネットを程よく閉ざす人が増えるのは、すごく自然な流れだと思います。

今、ウチのスタッフの田村Pのオンラインサロン会員が、まもなく1000人を超えようとしています。


僕とのLINEのやりとりをスクショして、バンバン公開されたりしているわけですが(恥ずかしい)、たとえば…

↑こんな友達関係の何気ないやりとりでも、「生きたくても生きられなかった人のことを考えろ!」「駅で殺された人のことを考えろ!」という非難が飛んでくるのがTwitter村で、果ては『キンコン西野「自殺を考えた」』というネットニュースになってしまうのが、開かれすぎたインターネットです。

まぁ、僕のLINEのスクショの公開はオマケみたいなものですが……とにかく、結論を出すつもりがない人達から議論の腰を折られないように、やはり田村Pも程よく閉ざした空間で議論し、今、そこに人気が集まっています。

一スタッフのオンラインサロン(月額1000円)に1000人近くの人が集まっていることを考えると、開かれすぎたインターネットを過ごしてきた人々が、無責任な野次にストレスを覚え、『過ごしやすい垣根』を求めていることが少し見えてくると思います。

オンラインサロンが文化として盛り上がることは、あまり想像できませんが、求めている人が一定数いることは確かですね。
僕もその一人です。


【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
今日は「リーダーの歩き方」というテーマでコラムを書かせていただきます。
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【イベントのお知らせ】

「えんとつ町のプペル光る絵本展 in 東武百貨店」
 
【展示日時】
2019年8月8日(木)~2019年8月14日(水)
10:00~20:00
※雨天決行。荒天の場合は中止となります。

【入場料】
観覧無料

【展示場所】
東武百貨店 8F屋上
〒171-8512 東京都豊島区西池袋1-1-25