ひろゆき君へ。


はじめまして。
キングコング西野あきひろです。

夜中、クラウドファンディング『SILKHAT(シルクハット)』に立ち上がっているいろんな企画をボケーっと見ていたら、そこで、ひろゆき君のチャレンジを見つけました。


ひろゆき君が、クラウドファンディングでお金を集めて『えんとつ町のプペル』を地元の小学校に寄贈しようとしていること、そして、ひろゆき君が小学2年生であるということを、ここで知りました。


とても素晴らしいチャレンジだし、僕の下心を話さないとフェアじゃないと思うので個人的なことを言わせてもらうと、こういう形で僕の作品が広まることは僕はとても嬉しいです。

本当にありがとう。

ひろゆき君へのお手紙を、こうして僕のブログを通じて書かせてもらっているのは、今回のひろゆき君のチャレンジが一人でも多くの人に見つかればいいと思ったからです。

一人でも多くの人に読まれた方がいいと思うので、ときどき難しい漢字を使っちゃうけど、そこはお母さんに手伝ってもらって、頑張って読んでください。
面倒かけてごめんね。


あらためて、今回の ひろゆき君のチャレンジは本当に素晴らしいと思う。
とても勇気のある行動だと思う。

ひろゆき君は僕の本を読んでくれたのか、それともお母さんから教えてもらったのか、いずれにせよ、こうしてクラウドファンディングという方法をとっている。


この話をすると、ひろゆき君はビックリするかもしれないけど、この国の多くの人は、まだクラウドファンディングのことを知らない。
子供だけじゃないよ、大人も知らないんだ。
悪い宗教の儀式のように捉えている人も少なくない。

試しに、近所のオジサンやオバサンに質問してみるといいよ。
スットンキョウな返事が平気で返ってくるよ。

ガッカリするかもしれないけど、でも、決して、その人達をバカにしちゃダメだ。

ひろゆき君は、これから知ることになるけれど、僕らが住んでいる「日本」という国の学校では、『お金』の勉強を教えてもらえないんだ。
ひろゆき君が3年生になっても、4年生になっても、5年生、6年生、中学生、高校生になっても……生きていく上で必要な『お金』のことや、今回のような挑戦をする為に必要な『お金』のことや、『クラウドファンディング』のことは、学校では教えてもらえない。


ひどい話だろ?
『お金』の勉強を徹底的にサボったおかげで、今、この国は大変なことになっている。
生きていく為に必要な手段を自分から捨てたくせに、「生きていく手段が無い!」と皆怒ってるんだ。

これは僕にも責任がある。
僕がもっと立派になって、ひろゆき君だけじゃなくて、ひろゆき君の友達や、学校の先生にも届くぐらいの『声』で、「お金の勉強はとっても大事だよ」「クラウドファンディングという選択肢があるよ」と言えていれば、もう少しマシな状況が作れたかもしれない。ごめんね。
ここは引き続き頑張ります。

ただ一つだけ。
ひろゆき君には「この国に生まれた」ということを受け入れて欲しい。

もしかすると、今回のひろゆき君のチャレンジに対しても、イヤなことを言ってくる人がいるかもしれない。
クラウドファンディングのことをよく知らない人には、ひろゆき君の裏の努力や勇気は見えなくて、「人のお金でラクをしている」と見えてしまっていて、小学2年生のキミにヒドイ言葉を浴びせることもある。

でも、ここを受け入れないことには前に進めないんだよ。
「知らない」と「嫌い」という感情はよく似ていて、人は、知らないものを嫌うんだ。

相手はキミのことを嫌っているわけではなくて、キミのことを知らないだけだから、いろんな気持ちをグッと押さえて、そして、説明してあげて欲しい。

その作業を続ければ、ひろゆき君のチャレンジはきっと上手くいくよ(*^^*)


僕は今、たくさんのスタッフと仕事をしているんだけど、皆、ひろゆき君のことを応援している。
キミは僕らの希望で、この国の未来だ。
スタッフを代表して、僕が後押しをするよ。

たくさんの勇気をくれてありがとう。
御礼に、キミがもっとドキドキするようなエンターテイメントを来年プレゼントするね。
お互い頑張ろうね。



西野あきひろ






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