オンラインサロンを揶揄する時には、「お金を払わせて働かせるなんて鬼畜だ!搾取だ!宗教だ!」という言葉がよく使われます。

たしかに、たとえば僕のオンラインサロンは月額1000円で、時にサロンメンバーからボランティアスタッフを募集する場合があります。

僕のオンラインサロンの「1000円」は毎朝投稿している記事(メルマガ)に発生しているのですが、そのことを知らない外野の人が「サロンメンバーは1000円を払って働かされている」と捉えてしまうのは仕方のないことだと思います。

そこの誤解は時間が解決してくれるので、どうでもいいとして、ここで議論したいのは、「『お金を払って働く』ってそんなにメチャクチャなことだっけ?」です。

たとえば、BBQはお金を払って火をつけて、肉を焼いています。
キャンプだって、お金を払ってテントをはり、お金を払って米を炊いています。
プラモデルやLEGOやパズルもそうですね。

僕らは昔から「お金を払って働く」をやっています。
そこにあるルールは「お客さんとして受けとる方がお金を払って、発信する(働く)方がお金を貰う」ではなく、「満足度の高い方がお金を払う」です。

とくにSNSで誰でも発信できるようになった今の時代は、受信することよりも、発信することの方がエンタメになってきているので、「何にお金が発生しているか?」が明確に定義できていないと、頭がこんがらがっちゃうと思います。

昨日、『西野亮廣エンタメ研究所』で一つの実験をしてみました。
社会人5人と、大学生10人による『大学生の悩みに社会人が本気で相談にのる会』です。

約1時間半のイベントだったのですが、
相談に乗ってもらう大学生の参加費は300円。
相談にのる僕たち社会人の参加費は3000円。
(※売り上げはサロン発のエンタメに全額使います)

相談にのる僕たち社会人の方が参加費が高いんですね。

んでもって、社会人側として参加してみた感想としては、「値段設定は間違ってなかった」です。
今の大学生の悩みを聞けて勉強になったし、「大学生の役に立てた」という満足度もありました。

大学生からはやたら感謝されましたが、『満足度』でいうと、大学生よりも、僕たち社会人の方が圧倒的に高かったと思います。


もちろん「誰の相談にのるか?」というところが重要だと思いますが、マッチング次第では「相談料は相談にのる側が払う」というのは全然アリだと思います。

とても楽しかったし、とても勉強になったので、西野亮廣エンタメ研究所では、『大学生の悩みに社会人が本気で相談にのる会』を定期的に開催していきたいと思います。


これからもエンターテイメントの可能性を探り続けます。
宜しくお願い致します。


【追伸】
サロンメンバーが動画を作ってくれました。
こちらはシンプルに“お金を払って”作ってもらいました。


【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
今日は『来年公開のキンコン西野の最新作の裏側』というテーマでコラムを書かせていただいております。
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