皆が「いいね」と言うものは、すでに誰かがやってるし、そもそも皆の想像の範疇でのアクションになってくるので、自分が何かを始める時の基準は「他人から鼻で笑われる企画か、否か」にしていて、他人から鼻で笑われるようなことしかやらないようにしています。

どういった目標を掲げれば、他人から鼻で笑われる(バカにされる)かを考えた時に、僕が出した答えは「ディズニーを超える」でしたので、世界のエンターテイメントの頂点に向かって、今日もエンヤコラと活動しています。

今、1週間ほどニューヨークにいるのですが、当たり前ですが、コッチでは今の僕の何倍ものスケールでエンターテイメントを展開しているモンスターがゴロゴロいます。
ブロードウェイミュージカル『ハリー・ポッター』のプロジェクションマッピングの使い方には嫉妬しましたし、その他のエンターテイメントにも、嫉妬しました。
もちろん「この程度なら余裕でやれる」というものもたくさんありましたが、基本的には負けの連続ですね。

自分が仕掛けているエンタメよりも大きなスケールのものを突き付けられてしまうと、悔しくて、いてもたってもいられなくなって、結局、この1週間はほとんどホテルに缶詰めになって、仕事をしていました。
1日平均20時間はホテルにいたと思います。


世界には(日本にも)僕よりも面白いことを仕掛けている人がゴロゴロいて、そのくせ僕は、スタッフさんやサロンメンバーの皆様に偉そうに指示を出す立場にあります。

こんな状態で指示を出すなんて、申し訳なくて仕方がないので、僕はもっと面白くなりたいと思いました。
形容する言葉が見当たらないほどのエンターテイメントを皆様にお届けしたいと思いました。

そして、そこに向かう姿が、誰かの挑戦の後押しになると嬉しいです。

このブログを読まれている方の中で、今まさに挑戦をしていて、心無いバッシングや、あげ足取りに巻き込まれている人はいらっしゃいますかね?

もし、いたら、その方に言葉を贈ります。


そのまま挑戦を続けてください。
挑戦することを諦めた人達が、「お前も諦めろ」とあなたの足を引っ張ってくると思いますが、
SNSによって人類総ツッコミとなったこれからの時代は、「笑わせること」の価値が下がり、「笑われること」の価値が上がります。
なので、そのまま笑われ続けてください。

ただし、誰よりも努力をしてください。
努力というのは、「変態的な量をこなす」だけでなく、「自分が努力するポイントの正解を的確に選び続けること」も指しています。
自分のスペックと相談して、正しい場所を選び、変態的な量をこなしてください。

こんな仕事をしているので、そういった努力を重ねて来られた方と、2~3ヶ月に一度ぐらいのペースで出会います。
先月は、元ピクサーのアートディレクター(『トイ・ストーリー3』『モンスターズ・ユニバーシティ』)で、今はアニメーションスタジオ『トンコハウス』で挑戦を続けられている堤大介さんとの出会いが、それにあたります。

ダム・キーパーダム・キーパー
1,728円
Amazon

そういった方々との対話は本当に楽しくて、共感の連続で、話しても話しても話し足りません。
チームラボの猪子さんと初めてお会いした時もそうでした。

活動する業界がまったく違っても、突き詰めていくと皆、同じ場所に向かっているので、正しい努力をすれば必ず出会えると信じています。

僕もあなたに出会えるように努力を続けますので、お互い頑張りましょう。

ニューヨークは十分堪能させてもらったので、そろそろ日本に帰ります。


西野亮廣


【追伸】
僕の会社のインターンの募集が始まりました。
オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の中で募集しておりますので、エンタメで世界を狙いたい学生さんや、その雰囲気を近くで体験してみたい学生は、是非。



【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
今朝は「新・おみやげ戦略」というテーマで書かせていただきました。
興味がある方はコチラ↓

Instagramで楽しみたい方はコチラ↓