『西野亮廣エンタメ研究所』というチームで、エンターテイメントに関する実験を毎日繰り返しています。
中でも興味深い結果が出たのが、去年の夏に開催した『サーカス ~世界で一番楽しい学校~』という2000人キャパの学校イベントの際におこなった、「現代のお客さんの需要」に関する実験です。
エンターテイメントの未来が「作ったものをお客さんに届ける」というレストラン型から、「お客さんが食べるモノをお客さんと一緒に作る」というBBQ型に移ることは10年前から分かりきっていたことなのですが、今なお、この意識転換に苦戦している人は少なくありません。
『BBQ』や『キャンプ』や『パズル』や『プラモデル』だと「お金を払って働く」が受け入れられるのに、こと『ライブ』になると、「いやいや、お金を払って働くなんてありえない!搾取だ!宗教だ!ムキー!」と叫ぶ人を、皆さんも、一度は見かけことがあると思います。
ただ、これはある程度仕方のないことだと思っていて、成功体験が大きければ大きいほど、活動内容(意識)を一新することは難しくなります。
ここはもうシンプルなルールで、成功体験を捨てられる人が老いなくて、成功体験を捨てられない人が老います。
一応、僕は年に一度は上手くいっている仕事を捨てるようにしているのですが、気を強く持っておかないと、危ないところです。
前置きが長くなりましたが、シャンプーハットのてつじサンと、品川庄司の品川さんが、今ちょっと最高すぎます。
てつじサンは、クラウドファンディングを駆使して、お客さんと一緒に次から次へと企画を立ち上げています。
一番新しい企画は、お客さんと一緒に「米から日本酒をつくりたい」です。
僕も支援させていただきました→コチラ
「お客さんのアンケートをとって作る」といった類いのものではなく、ガッツリお客さんと一緒になって米から作る企画です。
完成品を届けることではなく、完成させるまでの過程をエンタメにして販売しちゃっているわけですね。
んでもって、品川さんはコチラ↓
僕も入らせてもらっていますが、オンラインサロン『シナガワえんためクリエイト』で、サロンメンバーと一緒に映像作品を作っているんです。
参加は→コチラ
こちらも、てつじサン同様、完成した作品を届けるのではなく、完成するまでの過程をエンタメにして販売しているわけですね。
僕のアクションを追いかけてくださったり、僕のブログを昔から読んでくださっている方からすると、「何を今さら」という感想を持たれるかもしれませんが、ポイントは、てつじサンや品川さんが僕よりも一回り上で、テレビの一線で20年以上活躍されて、その気になれば、いつでも人を笑わせられるお笑いの修羅みたいな人達(結果を出されている人達)が、これをやっているという点です。
てつじサンも、品川さんも、自分よりも年下のお客さんから教えてもらいながら、毎日手探りで、「なるほど、クラウドファンディングって、こうすればいいのね」「なるほどオンラインサロンって…」と前に進まれているのですが、普通、できないですよコレ。
こういう人達は、50歳になっても、60歳になっても、70歳になっても、この調子なので、ずっと若いままで、ずーっと人が集まってきます。
いやはや、憧れちゃいますね。
安住することなく、挑戦を続ける先輩を見ていると、本当に背筋が伸びます。
そういう先輩になれるように僕も頑張ります。
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【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
今朝は「仕事をスケールアップする方法」というテーマで書かせていただきました。
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