サロンメンバーさんから、「毎日(サロンに)記事を投稿しているのだから、月に1度とは言わず、週に1度ぐらいのペースで、サロン内の記事を公開してみてはどうか? サロンがよく分からない方への理解も拡がると思うよ」と言われたので、試しに、1週間まえにサロンに投稿した記事をブログにコピペしてみようと思います。

まあ、つまり、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』(月額1000円)では毎朝こんな記事を投稿しています。有料メルマガだと思っていただければ。

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どうしてタクシーの運転手は態度が悪いのか? キンコン西野が提案する改善方法とは?


おはようございます。
リニューアルした『しるし書店』の新しいデザインにニヤニヤしているキングコング西野です。
ようやく絵本と繋がりました(タイムラインの時計のマークは木の時計台の方がいいかも)。

さて。
昨日は、オンラインサロンメンバーで、札幌を拠点に活動されているタクシー会社『平岸ハイヤー』さんのコンサルがありました。

「もっともっと地域(地元)に応援されるタクシー会社になる為にはどうすれば?」という相談内容です。
リアル・ニシノコンサルですね。

タクシー(移動)のエンタメ化に関しては前々から興味があったので、腕が鳴るお題です(*^^*)

平岸ハイヤー』さんが地元の皆様から応援されることは勿論、札幌に遊びに行くオンラインサロンメンバーからも利用された方がいい(サロンメンバーの売り上げが上がった方がいい)と思うので、僕が『平岸ハイヤー』さんに提案したアイデアをここで皆様にお話しして、『平岸ハイヤー』さんのアップデートの過程をサロンメンバーの皆様と共有することで、『平岸ハイヤー』さんがサロンメンバーの皆さんから応援される流れを作ろうと思います。


| そもそもタクシーの「問題点」は?



タクシーの一番の問題はとにもかくにも「ドライバーさんの当たりハズレがある」という点ではないでしょうか?

何故かカーナビの操作ができないドライバーさんがいたり、態度が悪いドライバーさんがいたり、「お前、シコシコしてたのかよ」と言わざるをえないようなイカ臭いドライバーさんがいたり。

僕らがタクシーを拾う段階で、それらは確認できず、タクシーに乗り込んだ瞬間に「ハズレ」を告げられます。
そんなの絶対にイヤじゃん。


| タクシーの運転手は、なんで態度が悪いの?


ホリエモン先生が率先して喧嘩していますが、態度の悪いドライバーさんって、本当に態度が悪いんです。もう最悪っ!
(※くれぐれも言っておきますが、ほとんどは素敵なドライバーさんで、一部最低なドライバーさんがいらっしゃいます)

ここで「人として終わってる」と結論するのは簡単なのですが、基本的に僕は、「人に罪は無くて、人が罪を犯してしまう“システム”に不備がある」という考えでして、タクシードライバーさんが「態度が悪くならざるをえない環境」にあるのではないか?と考えます。

その結論から逆算して原因を探っていった時に、そういえば、「どれだけ素敵なサービスを提供しても、お客さんが乗り替わるタイミングで、信用ポイントがリセットされる」という、ドライバーさんが頑張っても報われない状況にあることに気がつきます。

「頑張ろうが頑張らまいが自分の評価が変わらないから、頑張るモチベーションが上がらない」というシステムエラーですね。
これだと、頑張っているドライバーさんが損をしてしまいます。

ここを改善した方が良さそうです。
というわけで……


| ドライバーさん(人)検索の配車アプリを作る


配車アプリの『ジャパンタクシー』は、今いる場所の近くを走っているタクシーを可視化していますが(黒色のタクシーのマークがウロチョロしてる)、あんなもん、「タクシーアプリ」を使っているのだから、タクシーのマークである必要なんてなくて、あのタクシーのマークをドライバーさんのアイコン(プロフィール写真)にして、「山田はんのタクシーを呼ぶ」「長谷川さんのタクシーを呼ぶ」といった感じで、配車の際に『ドライバー検索』ができれば、お客さん側からすると「ハズレ」を回避できますし、ドライバーさん側からすると、頑張れる理由になるので、ウィンウィンちゃんです。
(※Uberよりも更に『人』に照準を絞るイメージ)

検索されるドライバーさんのプロフィール欄には『顔写真』と『名前』と『特技』と『誕生日』を入れておくといいと思います。

僕なら「特技=英会話」のドライバーさんを選びます。
「特技=余計な会話は一切しない」というドライバーさんを選ぶ方もいらっしゃるでしょう。

『誕生日』は絶対に入れておいた方がいいですね。
気がついたお客さんから「お誕生日おめでとうございます」と一声かけてもらえるだけで、これまでのタクシードライバー歴でそんな経験をしたことがないドライバーさんはとっても嬉しいと思います。

お客さんはタクシードライバーさんを、もっともっと「人として扱うべき」で、お客さんとドライバーさんが人として繋がれるシステムが必要なのだと思います。
てか、そういった体温を宿した世界の方が優しくて良くね?

そんな話を、平岸ハイヤーの社長さんに提案してみたところ、「さっそくやります!」と返ってきたので、楽しみです。

札幌に遊びに行かれる際は、是非、平岸ハイヤーさんをご利用ください(*^^*)



現場からは以上でーす。

『西野亮廣エンタメ研究所』(月額1000円)では、この調子で毎朝記事を投稿しています。
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