大企業の弱点とオンラインサロンの可能性


ここ最近「オンラインサロン」という言葉を耳にするようになりましたが、その実態が分かっていない人がほとんどだと思います。
「知らない」と「嫌い」という感情は極めて近い位置にあるので、「オンラインサロン」という得体の知れないコミュニティーに嫌悪感を抱く方も少なくないように思います。

「オンラインサロンは良いものか、悪いものか?」という議論は、「企業は良いものか、悪いものか?」という議論に似ていて、そりゃ、良い会社もあれば悪い会社もあるように、良いオンラインサロンもあれば、悪いオンラインサロンもあるので、「オンラインサロン」で一括りにして語ることは、ちょっと難しいです。

一概に説明できないことが、「オンラインサロン」の“いかがわしさ”を生んでいるように思いますが、一つ言い切れることは、僕は僕のオンラインサロンに大きな大きな可能性を見出だしています。


| オンラインサロンの良いところって何?

僕のオンラインサロンの一例をあげます。

今年5月、兵庫県川西市の山奥のお寺に2週間で3万人を動員した『チックタック ~光る絵本と光る満願寺展~』という大規模な個展は、運営は勿論のこと、空間設計、音楽制作、照明デザイン、映像制作の全ての仕事をオンラインサロンメンバーに発注して作りました。

こちらです↓

オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』では、エンタメに関する考察を僕が毎朝投稿しているので、サロンメンバー間では意思疎通(世界観の共有)ができている為、本来、仕事を外注する際に必要な「意見のすり合わせ作業」がまるっと省けます。つまり、仕事が早いんです。

「意思疎通を徹底したければ、会社にすりゃいいじゃん」というツッコミが入ると思うのですが、たとえば僕の会社(社員2人)で『撮影チーム』を抱えた時に、会社が手掛けるプロジェクトによっては撮影チームが必要ない場合もあって、しかし、社員として抱える以上は撮影チームにお給料を支払わなければなりません。

大企業の弱点はまさにココで、活動していない部署にお金を支払って、活動しているプロジェクトに予算の全力を注げないという本末転倒です。

この問題は、世界観を共有できているスタッフが、プロジェクトごとに集合と解散をカジュアルに繰り返すことができる『オンラインサロン』だとクリアすることができるので、僕は自分の会社を大きくする気などなくて、2人の会社で2万5000人のオンラインサロンを運営していく今の形が一番心地良いです。
この形態で世界のエンタメを獲りにいきます。

【本日発売】
西野亮廣最新刊『新・魔法のコンパス』


【オンラインサロン】
毎日、議論&実験&作品制作&Webサービスの開発&美術館建設を進めています。
んでもって、ビジネス書に掲載するレベルの記事を毎朝投稿しています。
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【5月26日の西野亮廣の出没情報】

13:30~ 紀伊國屋書店札幌本店
14:00~ 三省堂書店札幌店
14:30~ 札幌弘栄堂書店パセオ西店
15:00~ MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店
15:45~ コーチャンフォーミュンヘン大橋店

・西野亮廣の書籍をお買い上げいただいた方にはサインを入れさせていただきますので、気軽にお声がけください。
・当日の状況次第で、時間が多少前後する可能性があります
・一般のお客さんへのご配慮をお願いします